ライフ

暑い夏こそふんどしのススメ 精神的な開放ももたらす

ふんどしブームの仕掛け人・中川ケイジさん

 暑い夏がもしかしたら“転機”となりうるかもしれない。コラムニストの石原壮一郎氏が推奨するのがふんどし、である。

 * * *
 ふんどしをしたことがある方は、手を上げてみてください。はあはあ、なるほど。ほとんどいらっしゃいませんね。なんてもったいない! ふんどしに出会わないままボーッと生きているなんて、チコちゃんがいたら間違いなく一喝されます。

 何を隠そうふんどしは、おっさんにたくさんの幸せと喜びをもたらす救世主。とくに暑い夏の時期は、そのありがたさがさらに増幅します。日本ふんどし協会の会長で、昨今は女性にも広がりつつあるふんどしブームの仕掛人である中川ケイジさんに、おっさんの人生を変える「ふんどしのススメ」を伺いました。

 中川さんは、サラリーマン時代に仕事がつらくてうつ病を発症。そのときにたまたまふんどしと出合い、あまりの快適さに深く感動します。日本の伝統文化である素晴らしい下着を世に広めたいという使命感に燃えて、文字通りふんどしを締め直し、2011年12月にオシャレなふんどしを企画販売する「SHAREFUN(しゃれふん)」を立ち上げました。

「騙されたと思って、ぜひ一度、ふんどしをしてみてください。今まで自分が、いかに縛られた毎日を送ってきたか、締付けられてきたかを実感できるはずです」

 世のおっさんは、ただでさえ縛られたり締め付けられたりしています。ふんどしは、肉体的な意味だけではなく、精神的な開放ももたらしてくれるとか。中川さんが語る「おっさんにふんどしをオススメする5つの理由」は次のとおり。

【おっさんにふんどしをオススメする5つの理由】

一.風通しがよくてムレないので、蒸し暑い夜でもぐっすり眠れる
一.ゴムで締め付けないので血行が良くなって、男性機能が向上する
一.人がしていないことをすることで、男としての自信がみなぎる
一.この歳になるとなかなか経験できない「初めての感覚」を味える
一.「ふんどしをしている」ことが話のネタになるし、確実にウケる

 めったにないかもしれませんが、何かの拍子に女性の前でズボンを脱ぐ場合も、ふんどしをしていればインパクトは抜群。「いつ脱ぐことになっても大丈夫」という安心感は、女性に対する大胆さや積極性につながるでしょう。胸ときめくデートのときの「勝負下着」として、これほどふさわしいアイテムはありません。

 とはいえ、長年の習慣を変えてパンツからふんどしに切り替えるには、一大決心が必要です。だからこそ、ふんどしをした瞬間は、自分の殻を破った実感を得られるはず。「自分はまだまだ変われる」「新しい何かをつかむことができる」という気持ちになって、仕事にもいい影響がもたらされるでしょう。

関連キーワード

関連記事

トピックス

記者が発行した卒業証明書と田久保市長(右/時事通信)
《偽造or本物で議論噴出》“黄ばんだ紙”に3つの朱肉…田久保真紀・伊東市長 が見せていた“卒業証書らしき書類”のナゾ
NEWSポストセブン
解散を発表したTOKIO
《国分太一コンプラ違反で解散のTOKIO》山田美保子さんが31年間の活動を振り返る「語り尽くせぬ思い出と感謝がありました」
NEWSポストセブン
詐称疑惑の渦中にある静岡県伊東市の田久保眞紀市長(HP/Xより)
田久保眞紀市長の学歴詐称疑惑 伊東市民から出る怒りと呆れ「高卒だっていい、嘘つかなきゃいいんだよ」「これ以上地元が笑いものにされるのは勘弁」
NEWSポストセブン
遠野なぎこ(本人のインスタグラムより)
《女優・遠野なぎこのマンションで遺体発見》近隣住民は「強烈な消毒液の匂いが漂ってきた」「ポストが郵便物でパンパンで」…関係者は「本人と連絡が取れていない」
NEWSポストセブン
JESEA主席研究員兼最高技術責任者で中国人研究者の郭広猛博士
【MEGA地震予測・異常変動全国MAP】「箱根で見られた“急激に隆起”の兆候」「根室半島から釧路を含む広範囲で大きく沈降」…5つの警戒ゾーン
週刊ポスト
盟友である鈴木容疑者(左・時事通信)への想いを語ったマツコ
《オンカジ賭博で逮捕のフジ・鈴木容疑者》「善貴は本当の大バカ者よ」マツコ・デラックスが語った“盟友への想い”「借金返済できたと思ってた…」
NEWSポストセブン
モンゴルを訪問される予定の雅子さま(撮影/JMPA)
雅子さま、「灼熱のモンゴル8日間」断行のご覚悟 主治医とともに18年ぶりの雪辱、現地では角界のヒーローたちがお出迎えか 
女性セブン
米田
《チューハイ2本を万引きで逮捕された球界“レジェンド”が独占告白》「スリルがあったね」「棚に返せなかった…」米田哲也氏が明かした当日の心境
週刊ポスト
佐々木希と渡部建
《六本木ヒルズ・多目的トイレ5年後の現在》佐々木希が覚悟の不倫振り返り…“復活”目前の渡部建が世間を震撼させた“現場”の動線
NEWSポストセブン
東川千愛礼(ちあら・19)さんの知人らからあがる悲しみの声。安藤陸人容疑者(20)の動機はまだわからないままだ
「『20歳になったらまた会おうね』って約束したのに…」“活発で愛される女性”だった東川千愛礼さんの“変わらぬ人物像”と安藤陸人容疑者の「異変」《豊田市19歳女性殺害》
NEWSポストセブン
たつき諒著『私が見た未来 完全版』と角氏
《7月5日大災害説に気象庁もデマ認定》太陽フレア最大化、ポピ族の隕石予言まで…オカルト研究家が強調する“その日”の冷静な過ごし方「ぜひ、予言が外れる選択肢を残してほしい」
NEWSポストセブン
大阪・関西万博で、あられもない姿をする女性インフルエンサーが現れた(Xより)
《万博会場で赤い下着で迷惑行為か》「セクシーポーズのカンガルー、発見っ」女性インフルエンサーの行為が世界中に発信 協会は「投稿を認識していない」
NEWSポストセブン