煙の中から旨い香りが立ち上がる「焼き鳥」──。全国には地元で長年愛される老舗の焼き鳥店から、若者に人気のオシャレな店まで様々あるが、今回は東京で絶品の焼き鳥が味わえる4店を紹介しよう。
●鳥竹 二丁目店(東京・渋谷)
昭和38(1963)年創業の繁盛店『鳥竹』。渋谷・道玄坂に店を構える総本店が、今年6月に2号店を開業。総本店と変わらない流儀で56年続く焼き鳥の味を届ける。
「うなぎ串」と呼ばれる太めの竹串に国産の新鮮な丸鶏からさばいた肉・内臓が刺さり、一串のサイズが大きいのが特徴。
鶏の尾骨に近い部位の「ボンボチ」(378円)は、元は三角に近い形の肉からピンセットで骨を一つひとつ外し、包丁を入れ平らにしている。こうすることで肉の厚さが均一になってムラなく火が通り、脂の味わいを保ったまま柔らかい食感が残る。
人気のつくね(346円)は注文後に生のタネから焼くなど、すべての串に手仕事が行き届き、あれもこれも頼みたくなる美味しさだ。
【鳥竹 二丁目店】東京都渋谷区道玄坂2‐6‐3
・12時~22時半(L.O.)/休みはお盆、年末年始に5日間ずつ