豪雨被害のあった岡山県倉敷市をボランティアで訪れた高知県の町議が、酒を飲んで自衛隊が被災者用に設営した風呂に入り、避難所に無理矢理宿泊するという事態も起きた。そこまでのトラブルにはならないまでも、トホホな失敗談は多い。
「東日本大震災の直後、被災地に向かいました。年齢もあって足手まといになってはならないと考え、被害があまりひどくなかった地域の避難所に行ったら、そこは人手が余っちゃっていて。被災者の方々と世間話をするばかりで、もっと人員が必要な場所がきっとあったと後悔しています」(71歳、元メーカー営業)
「年4回の消防訓練と、冬の自警団だけなので簡単だと思って地元の消防団に参加したが、いざ火災が起きたら、現場でオロオロするばかり。今は各家庭への防火啓蒙訪問を細々とやっています」(66歳、元公務員)
「老人ホームで、入居者とおしゃべりや、囲碁、将棋の相手をするボランティアをしていました。あるとき、入所者向けのイベントをやることになり、昔取った杵柄でマジックを披露したのですが、寄る年波には勝てず、手元が狂って大失敗の連続。
ちなみに、私の次にステージに立った方は、綾小路きみまろよろしく漫談を披露して、盛大にスベっていました」(63歳、元商社マン)
※週刊ポスト2018年9月7日号