気になるのは、広島で主力選手が続々とFA権獲得の時期を迎えることだ。来年は菊池涼介(28)や野村祐輔(29)が、2年後には田中広輔(29)がFA権を取得する見込みで、さらに次の年には大瀬良大地(27)、中崎翔太(26)らが控える。
「このまま次々と放出すれば、さすがにチームは崩壊する。無理して高額年俸を捻出するか、これまで通り放出していくかの分岐点にある。現実的には、内野の要の菊池と田中だけ引き留めて、“そこそこ勝てるチーム”にした上で、緒方孝市監督には後進に道を譲ってもらうかたちになるのではないか。佐々岡真司、前田智徳、東出輝裕ら、“次の監督候補たち”が控えていますから」(広島担当記者)
充実しすぎる戦力ゆえの悩みは、他球団からすると羨ましい限りだが。
※週刊ポスト2018年9月7日号