高須:やっぱりほうれい線かな。アンチエイジングをしたい患者さんが多いからね。ほうれい線を消せば確実に見た目が若返る。若い患者さんだと鼻が多いかな。

──珍しい部位に打つことはありますか?

高須:そうだなあ…耳たぶなんかはたまにあるね。福耳にしたいという患者さん。確かに縁起がいいからね。

 珍しい部位ということではないけど、眉間のシワを伸ばそうと思って、自分で眉間にボトックスを打ったんだよ。でも、なんだか間抜けな顔になっちゃった(笑い)。まあハリウッドスターの顔なんかを見ると、実はみんな眉間にしっかりとしたシワがあって、そのほうが凛々しく見えるんだよね。だから、数年前から眉間にシワができるように筋トレをしている(笑い)。どうにかいい感じになってきたかな。

 あと、個人的にこれから増えるんじゃないかと思ってるのが「ケツアゴ」だね。日本だとケツアゴは笑われるからって、割れ目をなくす整形をする患者さんもけっこういるんだけど、海外だとケツアゴでダンディーな人もたくさんいるでしょ。案外これから、割れアゴを作る美容整形が増えるかもよ(笑い)。

 基本的にはナチュラル志向になりつつある最近の美容外科だけど、あえて次なるトレンドを予想するなら、「眉間のシワ」と「ケツアゴ」。小汚いじいさんが増えるより、ダンディーな男性が増えたほうが、世の中も幸せになると思うよ(笑い)。

 * * *
 ヒアルロン酸注射を受ける患者さんの間でナチュラル志向が広がっていることに満足げな高須院長。その一方で高須院長が予想する「眉間のシワ」と「ケツアゴ」ブームは果たして到来するのか? 今後に注目です。

【プロフィール】
高須克弥(たかすかつや):1945年愛知県生まれ。医学博士。昭和大学医学部卒業、同大学院医学研究科博士課程修了。大学院在学中から海外へ(イタリアやドイツ)研修に行き、最新の美容外科技術を学ぶ。脂肪吸引手術をはじめ、世界の最新美容外科技術を日本に数多く紹介。

昭和大学医学部形成外科学客員教授。医療法人社団福祉会高須病院理事長。高須クリニック院長。脂肪吸引やプチ整形など、日本に「美容整形」を広めた第一人者。人脈は芸能界、財界、政界と多岐にわたり幅広。金色有功章、紺綬褒章を受章。著書に『ブスの壁』(新潮社、西原理恵子氏との共著)、『その健康法では「早死に」する!』(扶桑社)、『筋と義理を通せば人生はうまくいく』(宝島社)、『行ったり来たり 僕の札束』(小学館)、『ダーリンは71歳・高須帝国より愛をこめて』(小学館)、『炎上上等』(扶桑社新書)、『かっちゃんねる Yes! 高須 降臨!』(悟空出版)など。最新刊は『大炎上』(扶桑社新書)。

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