国内

裏千家・95歳大宗匠と寵愛女性秘書の関係に不安の声出る

38年にわたって家元を務めた(共同通信社)

 名古屋駅のコンコースを、しっかりとした足取りで歩く白髪痩身の老紳士。その横にぴったりと寄り添う女性は、黒のタイトスカートにヒョウ柄のピンヒールが目を引く。女性は時折老紳士の腕に触れ、耳元に顔を近づけて何か囁く。2人はそのまま、駅の外に用意された車に乗り込んだ──。

 戦国時代の茶人・千利休の流れを汲む茶道の三流派「表千家」「裏千家」「武者小路千家」は「三千家」と呼ばれる。その中で最大規模は、約10万人の会員を抱え、茶道人口の半分を占めるといわれる裏千家だ。

 老紳士は、その裏千家で第15代家元を務めた千玄室氏(95)。2002年に長男・千宗室氏(62)に家元の座を譲ってからは、「大宗匠」を名乗り、茶道文化の発展のため活動している。

 女性は玄室氏の秘書を務める佐藤則子さん(仮名)。60代前半の彼女は、玄室氏の国内外での様々な活動に付き従っている。

「もともと、佐藤さんの父親が関東圏のお寺の住職で、幼少からお茶に親しんでいた。現在は独身で裏千家の支部の幹部になっていくなかで、献茶会などを通じて玄室氏と顔を合わせるようになった」(裏千家関係者)

 玄室氏は1999年に妻を亡くした。それから3年ほど経った頃に、佐藤さんが秘書役に任命されたという。

「玄室氏の自宅は京都にあり、裏千家の“本部”も京都です。佐藤さんは、普段は東京支部勤務ですが、講演などで玄室氏が出張する際には、ほぼ同行する」(同前)

 玄室氏は、“茶道外交”と名付けて、世界の要人と交流を重ねてきた。家元を譲ってからも、日本・国連親善大使など、国際活動は多い。

関連キーワード

関連記事

トピックス

上原多香子の近影が友人らのSNSで投稿されていた(写真は本人のSNSより)
《茶髪で缶ビールを片手に》42歳となった上原多香子、沖縄移住から3年“活動休止状態”の現在「事務所のHPから個人のプロフィールは消えて…」
NEWSポストセブン
ラオス語を学習される愛子さま(2025年11月10日、写真/宮内庁提供)
《愛子さまご愛用の「レトロ可愛い」文房具が爆売れ》お誕生日で“やわらかピンク”ペンをお持ちに…「売り切れで買えない!」にメーカーが回答「出荷数は通常月の約10倍」
NEWSポストセブン
王子から被害を受けたジュフリー氏、若き日のアンドルー王子(時事通信フォト)
《10代少女らが被害に遭った“悪魔の館”写真公開》トランプ政権を悩ませる「エプスタイン事件」という亡霊と“黒い手帳”
NEWSポストセブン
「性的欲求を抑えられなかった」などと供述している団体職員・林信彦容疑者(53)
《保育園で女児に性的暴行疑い》〈(園児から)電話番号付きのチョコレートをもらった〉林信彦容疑者(53)が過去にしていた”ある発言”
NEWSポストセブン
『見えない死神』を上梓した東えりかさん(撮影:野崎慧嗣)
〈あなたの夫は、余命数週間〉原発不明がんで夫を亡くした書評家・東えりかさんが直面した「原因がわからない病」との闘い
NEWSポストセブン
テレ朝本社(共同通信社)
《テレビ朝日本社から転落》規制線とブルーシートで覆われた現場…テレ朝社員は「屋上には天気予報コーナーのスタッフらがいた時間帯だった」
NEWSポストセブン
62歳の誕生日を迎えられた皇后雅子さま(2025年12月3日、写真/宮内庁提供)
《愛子さまのラオスご訪問に「感謝いたします」》皇后雅子さま、62歳に ”お気に入りカラー”ライトブルーのセットアップで天皇陛下とリンクコーデ
NEWSポストセブン
竹内結子さんと中村獅童
《竹内結子さんとの愛息が20歳に…》再婚の中村獅童が家族揃ってテレビに出演、明かしていた揺れる胸中 “子どもたちにゆくゆくは説明したい”との思い
NEWSポストセブン
日本初の女性総理である高市早苗首相(AFP=時事)
《初出馬では“ミニスカ禁止”》高市早苗首相、「女を武器にしている」「体を売っても選挙に出たいか」批判を受けてもこだわった“自分流の華やかファッション”
NEWSポストセブン
「一般企業のスカウトマン」もトライアウトを受ける選手たちに熱視線
《ソニー生命、プルデンシャル生命も》プロ野球トライアウト会場に駆けつけた「一般企業のスカウトマン」 “戦力外選手”に声をかける理由
週刊ポスト
前橋市議会で退職が認められ、報道陣の取材に応じる小川晶市長(時事通信フォト)
《前橋・ラブホ通い詰め問題》「これは小川晶前市長の遺言」市幹部男性X氏が停職6か月で依願退職へ、市長選へ向け自民に危機感「いまも想像以上に小川さん支持が強い」
NEWSポストセブン
割れた窓ガラス
「『ドン!』といきなり大きく速い揺れ」「3.11より怖かった」青森震度6強でドンキは休業・ツリー散乱・バリバリに割れたガラス…取材班が見た「現地のリアル」【青森県東方沖地震】
NEWSポストセブン