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個食・高級がトレンドの電子炊飯器 かまどの味で切磋琢磨

本炭釜を採用した三菱電機の炊飯器は、非圧力IHでしゃっきりした炊きあがり

 続々と新型が登場する電子炊飯器。いったいどんな製品を選べばいいのだろうか──。専門家に話を聞いた。

 電子炊飯器は加熱方法によって「マイコン」「IH」「圧力IH」の3種類の方式がある。マイコン方式は炊飯器の底部にあるヒーターの熱で炊飯するタイプで、低価格を重視するユーザーに人気がある。

 IH方式はコイルによる電磁力の働きで内釜を発熱させるので、内釜全体を強力に加熱できる高級タイプ。

 圧力IH方式は、圧力鍋のように炊飯中に内釜を密閉し、圧力を上げて100℃以上の高温で炊飯。これが上位モデルだ。

「高級志向がトレンドの中で、各メーカーが釜で炊いたご飯の味や状態を再現することに注力し、釜をあえて土釜にするなど工夫しています」(ビックカメラ・照井友貴子さん)

 圧力IHはもちもちとした炊き上がりが特徴なのに対し、あえて非圧力系でしゃっきり食感を追求する機種もある。

◆トレンドは個食化と高級化

 最近は家電メーカー以外の鍋メーカーが炊飯器に参入し人気を集めている。さらに象印が創業100年記念モデルとして発売した最上位モデルは、熱を伝導させるコイルの巻き方に工夫して、不規則な炎の揺らぎを再現。かまどに近い味を実現したと評判だ。

「また、従来は5.5合炊きのファミリータイプが中心でしたが、高級炊飯器でも3合炊きや2合炊きなどの個食モデルが登場したのも最近の流れといえます」(家電コーディネーターの戸井田園子さん)

※女性セブン2018年10月25日号

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