「最近では玄関で大声で呼んでも返事がなく、電話にも出ない。それでこっちももういいやとなってしまったけど、別の友人によると実は耳が遠くなってたみたい。手紙を出すと返事は来ていたんだよ……」(同前)
10月10日、仕事を依頼しようと高階氏の自宅を訪れた会社員の通報によって、「身元不明の遺体」が発見された。その際、立ち会った母方の叔父(84)はこう話す。
「1か月前に“新聞が何日分も溜まったままだ”と警察から連絡が来た。家に入ったら布団の中でうつ伏せになっていて、大声で呼んでもうんともすんとも言わなかった。今回また警察から様子がおかしいと連絡があって、行ったら電気が止まっていて部屋は暗くてな。警官が確認したら布団の中で死んでいたって。(離婚した妻との間に)2人の息子がいるけれど連絡先も知らねぇ。兄弟もいないし、俺たちも歳で何もできないから葬儀もやらねぇ。あとは警察に任せることにしたよ」
仙北署によると、発見された遺体は死後1週間以上経過していたとみられ、損傷が激しく、身元確認すらできない状態だという。
「発見された状況からすると住まれていた方だと思われますが、間違いがあってはいけないので捜査中です。このまま身元不明の遺体となった場合は、一般的には行政が埋葬します。火葬して、自治体が管理する無縁仏に入ることになります。もし本人確認ができた場合も、遺族に引き取る意思がないと自治体で埋葬することになります」(副署長)
華々しい経歴とはあまりに対照的な最期だったが、かつて交遊した大スターたちがあの世で温かく迎えてくれることを祈りたい。
※週刊ポスト2018年11月2日号