芸能

沢田研二ドタキャン騒動の背景 個人事務所スタッフの責任は

芸能人本人ばかりが矢面に立たされているが…(沢田研二)

 10月17日、沢田研二がさいたまスーパーアリーナでのコンサートを“ドタキャン”したことが大きな騒動になっている。翌18日には会見を開き、「事務所とイベント会社に9000人の集客と聞いていたが、リハーサルでモニターを見た時に異変に気づき、実際には7000人しか集まらないことを知った」と説明。

 沢田はステージに立つ人間の扱われ方にも言及し、「『お客さんが入っているんですからやってください』と言われ続けてやってきたわけですけどね、(事務所やイベンターによる動員の)約束は約束だし、約束がかなえられなかった場合に、それでも僕たちは我慢をし、お客さんのことも考えてやってきたわけですけど、僕にとっては(さいたま)スーパーアリーナがたまたまその場所で、意地を通す日になってしまったことが自分でも残念でなりません」と話した。芸能関係者が語る。

「芸能人が何か話題になる場合、本人にしか矛先が向かない。全て矢面に立つのは本人。でも、ツアー日程を組むのはスタッフ。個人事務所だろうが、大手事務所だろうが、スターが自らツアー日程のやり取りをすることなんてことはない。通常、マネージャーなどがイベンターとやり取りをして決めますから。

 沢田さんのような大物になれば、もちろん本人がゴーサインを出さない限り、日程は出ないでしょう。しかし、当然ながらスタッフが日程を作って本人に持っていく。そこでもう9割方決まったも同然なんですよ。それをひっくり返すようなことは言わない。沢田研二はプロ意識が高く、相手にもプロであることを求める。だから、『それなら客を入れてくれ』と言う」(以下、「」内同)

 ネット上では何かと批判されがちな大手事務所だが、今回の騒動は、個人事務所だからこそ起こったという見方もある。

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