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女子大生ブームの象徴・斉藤慶子が力説する大学生活の効果

女子大生ブームの火付け役の1人(撮影/山崎力夫)

 1980年代前半、芸能界を筆頭に各メディアを席巻したのが女性大生たち。熊本大学在学中の1982年に「JAL沖縄キャンペーンガール」に抜擢され、翌年には『ミスDJリクエストパレード』(文化放送)の火曜日DJを務めた斉藤慶子(57)は、女子大生ブームを象徴する一人だ。『クイズダービー』(TBS系)にもレギュラー出演し、瞬く間にスターへの階段を駆け上がって行った。

「私の中でミスDJのお仕事は楽しかったというより、難しく大変なお仕事でした。冒頭に1分間ぐらい自分で考えたことをしゃべり、音楽をかけてハガキを読むという流れでしたが、すべて1人というのが私には難しかったんです。

 番組開始の1時間以上前に打ち合わせに入り、ハガキを仕分けし、構成などを考えてから臨んでいました。打ち合わせの部屋に山のようにハガキがあったのを覚えています(笑い)。本当に素人だったので、怒られたことも1度や2度ではありません。でもきっとその素人っぽさが番組の良さだったんでしょうね」

 ブームのまっただ中にいたが、実感はなかったと語る。

「とにかく忙しくて、与えられた仕事をこなすのに精いっぱい。いずれ大学に戻り、熊本でスチュワーデスになるという考えしかなく、ブームだったと気付いたのは後々振り返ってからです。友人の中には“私、(ファッション誌の)読者モデルなの”という人もいましたが、当時の私には全然ピンとこなくて。でも、ブームがあったからこそ、当時私に仕事があったと思いますので、とても感謝しています」

 ブームの要因は何だったのか。

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