国内

松山、奈良、前橋、鹿児島 プロが勧める移住プロジェクト

松山ほか、プロがすすめる自治体の移住プロジェクト(写真/アフロ)

 移住なんてできっこない? いえいえ、そうでもないらしい。確かにアリかもと思えるメリットや知っておきたいリスクをご紹介。フィデリティ退職・投資教育研究所の野尻哲史さんは、こう提案する。

「老後の生活費を考える時、【1】長く働く【2】投資などで資産を運用する【3】生活コストが低い地域に移住する。この3つの中で何を重視するかを考えるのがおすすめ。運用が苦手なら長く働くことや地方都市への移住に重きを置くというわけです」(野尻さん・以下同)

 大事な点が交通機関や医療機関などの充実度だ。その点で野尻さんがすすめるのが、生活水準は下げずに、“生活費の水準”を下げられる都市だ。それは物価が安く、人口は50万人程度。近くに大都市圏がないコンパクトシティだと言える。

 では、移住のプロが勧める4つの自治体の移住プロジェクトをご紹介しよう。

◆松山市
●移住対策
【お試し移住】
忽那諸島最大の島である中島で、お試し移住施設「神浦定住促進住宅」の入居者を募集中。家賃は月2万円~2.5万円。1か月単位で入居可能(最長1年間)。

【移住希望者向けツアー】
年に1、2回程度開催。1泊2日の暮らし体感ツアーで、愛媛県松山市の市内中心部を巡るツアーと、先輩移住者や地元の人との交流、産直市や農園、お試し移住施設などの見学を行う。参加条件は、首都圏在住の移住検討者。

【移住相談フェア】
東京や大阪などで随時開催。

【問い合わせ先】
・まつやま移住相談窓口シティプロモーション推進課
・首都圏まつやま移住相談窓口 松山東京事務所

◆奈良市
●移住対策
【空き家・町家バンク活用住宅支援補助金】
奈良市の空き家・町家バンクに登録された物件を購入する場合、対象経費の2分の1(最大50万円)の補助が受けられるほか、改修費でも対象経費の2分の1(最大50万円)の補助が受けられる。

【移住情報サイト「なら、らぶ、りぶ」で情報提供】
エリア別の生活環境の紹介をはじめ、さまざまな仕事や活動をする移住者、住民の本音が、インタビュー動画でわかる。資料請求をした場合、グッズのプレゼントも。

【問い合わせ先】
・奈良市 市民生活部 住宅課
・奈良市 総合政策部 広報戦略課

◆前橋市
●移住対策
移住希望者から住まいや仕事探しの相談を受ける専門のコンシェルジュを配置。

【問い合わせ先】
・前橋市未来の芽創造課

◆鹿児島市
●移住対策
耐震をはじめとするリフォームを助成。移住者が住宅取得後に行う場合、補助の上乗せがある。

【問い合わせ先】
・鹿児島市移住相談窓口

※女性セブン2018年12月13日号

関連キーワード

関連記事

トピックス

日高氏が「未成年女性アイドルを深夜に自宅呼び出し」していたことがわかった
《本誌スクープで年内活動辞退》「未成年アイドルを深夜自宅呼び出し」SKY-HIは「猛省しております」と回答していた【各テレビ局も検証を求める声】
NEWSポストセブン
12月3日期間限定のスケートパークでオープニングセレモニーに登場した本田望結
《むっちりサンタ姿で登場》10キロ減量を報告した本田望結、ピッタリ衣装を着用した後にクリスマスディナーを“絶景レストラン”で堪能
NEWSポストセブン
訃報が報じられた、“ジャンボ尾崎”こと尾崎将司さん(時事通信フォト)
笹生優花、原英莉花らを育てたジャンボ尾崎さんが語っていた“成長の鉄則” 「最終目的が大きいほどいいわけでもない」
NEWSポストセブン
実業家の宮崎麗香
《セレブな5児の母・宮崎麗果が1.5億円脱税》「結婚記念日にフェラーリ納車」のインスタ投稿がこっそり削除…「ありのままを発信する責任がある」語っていた“SNSとの向き合い方”
NEWSポストセブン
出席予定だったイベントを次々とキャンセルしている米倉涼子(時事通信フォト)
《米倉涼子が“ガサ入れ”後の沈黙を破る》更新したファンクラブのインスタに“復帰”見込まれる「メッセージ」と「画像」
NEWSポストセブン
訃報が報じられた、“ジャンボ尾崎”こと尾崎将司さん
亡くなったジャンボ尾崎さんが生前語っていた“人生最後に見たい景色” 「オレのことはもういいんだよ…」
NEWSポストセブン
峰竜太(73)(時事通信フォト)
《3か月で長寿番組レギュラー2本が終了》「寂しい」峰竜太、5億円豪邸支えた“恐妻の局回り”「オンエア確認、スタッフの胃袋つかむ差し入れ…」と関係者明かす
NEWSポストセブン
2025年11月には初めての外国公式訪問でラオスに足を運ばれた(JMPA)
《2026年大予測》国内外から高まる「愛子天皇待望論」、女系天皇反対派の急先鋒だった高市首相も実現に向けて「含み」
女性セブン
夫によるサイバーストーキング行為に支配されていた生活を送っていたミカ・ミラーさん(遺族による追悼サイトより)
〈30歳の妻の何も着ていない写真をバラ撒き…〉46歳牧師が「妻へのストーキング行為」で立件 逃げ場のない監視生活の絶望、夫は起訴され裁判へ【米サウスカロライナ】
NEWSポストセブン
シーズンオフを家族で過ごしている大谷翔平(左・時事通信フォト)
《お揃いのグラサンコーデ》大谷翔平と真美子さんがハワイで“ペアルックファミリーデート”、目撃者がSNS投稿「コーヒーを買ってたら…」
NEWSポストセブン
愛子さまのドレスアップ姿が話題に(共同通信社)
《天皇家のクリスマスコーデ》愛子さまがバレエ鑑賞で“圧巻のドレスアップ姿”披露、赤色のリンクコーデに表れた「ご家族のあたたかな絆」
NEWSポストセブン
硫黄島守備隊指揮官の栗林忠道・陸軍大将(写真/AFLO)
《戦後80年特別企画》軍事・歴史のプロ16人が評価した旧日本軍「最高の軍人」ランキング 1位に選出されたのは硫黄島守備隊指揮官の栗林忠道・陸軍大将
週刊ポスト