ビジネス

ジャンボ宝くじ 何年買い続けたら1等当せん確率が上がるのか

一攫千金の夢も膨らむ「年末ジャンボ宝くじ」だが…(写真:時事)

 今年も12月21日まで発売されている「年末ジャンボ宝くじ」。1年の運試しとともに、「1等の7億円が当たったら何に使おうか…」と夢を膨らませている人も多いだろう。現実にはジャンボ宝くじの1等当せん確率は限りなく低いが、いったい何年買い続けたら当せん確率は上がっていくのか。ニッセイ基礎研究所・上席研究員の篠原拓也氏が弾き出す。

 * * *
 宝くじの醍醐味は、一攫千金だ。宝くじを買っても、1等が当せんすることはめったにない。しかし、くじを買わなければ、絶対に当せんしない。宝くじは、くじを買うというより、1等に当せんする夢を買っている、といえるかもしれない。

 宝くじの買い方は、人それぞれだ。まず、買う枚数でいえば、くじを1枚だけ買って、1等当せんの夢を楽しむ人がいる。10枚や20枚など、毎回、決まった枚数のくじを買う人も一般的だ。なかには、1000枚、2000枚といった単位で買う、ツワモノもいるだろう。

 また、連番で買うかどうかというのも買い方のポイントだ。連番で買えば、1等当せん時に、前後賞にも当せんする可能性が高くなる。一方、連番ではなくバラで買えば、1等に当せんしなくても、前後賞だけに当せんするかもしれない。さらに、連番にはしないが1等に当せんしたときの前後賞もあきらめたくないという場合は、3枚の連番を10通り分、合計30枚買う「3連バラ」という買い方もある。

 その他、買う場所や、買う日時にこだわる人も多い。高額の当せんが出ることで有名な販売窓口では、宝くじの発売日から長蛇の列ができたりする。毎年、自分の記念日にくじを買うと決めている人もいる。

 さて、宝くじに必勝法はあるだろうか。当せん番号が純粋に無作為に決まる限り、筆者には、必勝法は思いつかない。それでは、1回宝くじを買って、当せんしなかったからといってあきらめずに、何回もくじを買い続けたらどうなるだろうか。毎回、毎回、買っていけば、累積では1等に当せんする確率は上がっていくはずだ。「継続は力なり」という格言は、宝くじにも通用するだろうか。そこで、宝くじを何年も買い続けたら、累積の1等当せん確率はどれだけ上がるか、考えてみよう。

関連記事

トピックス

《愛子さま、単身で初の伊勢訪問》三重と奈良で訪れた2日間の足跡をたどる
《愛子さま、単身で初の伊勢訪問》三重と奈良で訪れた2日間の足跡をたどる
女性セブン
水原一平氏と大谷翔平(時事通信フォト)
「学歴詐称」疑惑、「怪しげな副業」情報も浮上…違法賭博の水原一平氏“ウソと流浪の経歴” 現在は「妻と一緒に姿を消した」
女性セブン
『志村けんのだいじょうぶだぁ』に出演していた松本典子(左・オフィシャルHPより)、志村けん(右・時事通信フォト)
《松本典子が芸能界復帰》志村けんさんへの感謝と後悔を語る “変顔コント”でファン離れも「あのとき断っていたらアイドルも続いていなかった」
NEWSポストセブン
大阪桐蔭野球部・西谷浩一監督(時事通信フォト)
【甲子園歴代最多勝】西谷浩一監督率いる大阪桐蔭野球部「退部者」が極度に少ないワケ
NEWSポストセブン
がんの種類やステージなど詳細は明かされていない(時事通信フォト)
キャサリン妃、がん公表までに時間を要した背景に「3人の子供を悲しませたくない」という葛藤 ダイアナ妃早逝の過去も影響か
女性セブン
創作キャラのアユミを演じたのは、吉柳咲良(右。画像は公式インスタグラムより)
『ブギウギ』最後まで考察合戦 キーマンの“アユミ”のモデルは「美空ひばり」か「江利チエミ」か、複数の人物像がミックスされた理由
女性セブン
30年来の親友・ヒロミが語る木梨憲武「ノリちゃんはスターっていう自覚がない。そこは昔もいまも変わらない」
30年来の親友・ヒロミが語る木梨憲武「ノリちゃんはスターっていう自覚がない。そこは昔もいまも変わらない」
女性セブン
水原氏の騒動発覚直前のタイミングの大谷と結婚相手・真美子さんの姿をキャッチ
【発覚直前の姿】結婚相手・真美子さんは大谷翔平のもとに駆け寄って…水原一平氏解雇騒動前、大谷夫妻の神対応
NEWSポストセブン
大谷翔平の通訳・水原一平氏以外にもメジャーリーグ周りでは過去に賭博関連の騒動も
M・ジョーダン、P・ローズ、琴光喜、バド桃田…アスリートはなぜ賭博にハマるのか 元巨人・笠原将生氏が語る「勝負事でしか得られない快楽を求めた」」
女性セブン
”令和の百恵ちゃん”とも呼ばれている河合優実
『不適切にもほどがある!』河合優実は「偏差値68」「父は医師」のエリート 喫煙シーンが自然すぎた理由
NEWSポストセブン
大谷翔平に責任論も噴出(写真/USA TODAY Sports/Aflo)
《会見後も止まらぬ米国内の“大谷責任論”》開幕当日に“急襲”したFBIの狙い、次々と記録を塗り替えるアジア人へのやっかみも
女性セブン
違法賭博に関与したと報じられた水原一平氏
《大谷翔平が声明》水原一平氏「ギリギリの生活」で模索していた“ドッグフードビジネス” 現在は紹介文を変更
NEWSポストセブン