もともとA氏はコレステロール値が高めで、近所にあるかかりつけのクリニックで薬を処方してもらっていた。

 電車で2駅ほど先には大きな大学病院もある。A氏はどちらで受診すべきか迷った。かかりつけ医なら、自分の病歴などを細かく把握してくれている。しかし、深刻な病気なら、最初から大病院に行ったほうが幅広く調べてもらえるかもしれない。

 医療経済ジャーナリストの室井一辰氏は、「クリニック受診が正解」という。

「現在はクリニックでも、大病院とほぼ同じ内容の基礎検査が受けられます。クリニックの検査で異常が見つかったら、大病院を受診して精密検査を受ければいい。紹介状なしで大病院を受診すると、初診料に加えて5000円以上の『選定療養費』がかかります。

 また、規模の小さなクリニックは患者に寄り添った医療ができるため、ちょっとした体の変化も敏感に察知でき、大病を早期に発見できる可能性が高い」

 日頃からかかりつけ医と信頼関係を築いておけば、手術などが必要な際に信頼できる医師を紹介してもらえるメリットもある。

「近年は、日本でも緊急時の対応から健康診断の相談まで幅広く行なうプライマリ・ケア(総合診療)に力を入れるクリニックが増えています。健康リスクが増す高齢者ほど、近所にかかりつけ医がいたほうが安心できます」(室井氏)

◆移るなら「総合病院」か「専門病院」か

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