天皇・皇后両陛下の「退位までのお出まし」リスト
2月24日には、政府主催の御在位30年記念式典が予定されている。会場となる国立劇場(東京都千代田区)、そして皇居の出入りの際には、両陛下が車窓から居合わせた人に手を振る様子が見られる。国立劇場に向かう時には、皇居西側の半蔵門を使用するのが通例だ。
3月下旬から4月下旬にかけては、奈良県の神武天皇陵や三重県の伊勢神宮で、「親謁(しんえつ)の儀」が予定されている。
◆10分だけの早朝花見
桜の見頃には、毎年お忍びで花見を楽しむ。
「昨年は、皇居・北の丸公園側の北桔橋門から出られ、10分ほど散策しながら花見を楽しまれました。咲きほこる桜をゆっくり愛でながら、皇居ランナーに声掛けをされていました」(皇室ジャーナリスト)
昨年は4月2日月曜日の朝7時10分頃、一昨年は同じく4月2日日曜日の朝7時半過ぎに姿を見せた。
「当日のお出ましのご予定や天候などにも左右されますが、4月に入ってすぐというのが慣例です」(同前)
退位後の5月以降はどうか。上皇・上皇后となったお2人は、東宮御所の改修中、JR品川駅近くの「高輪皇族邸」に仮住まいする。
「高輪皇族邸は、美智子さまの実家があった東五反田まで歩いて20分ほどの距離。また、母校・聖心女子大学も15分ほどです。両陛下は、健康増進のため毎朝の散策とスロージョギングを日課にしており、懐かしさを感じながら、高輪皇族邸の周辺を歩くことがあるかもしれない」(別の皇室記者)