●初の日系ペルー大統領【平成7年】(1995年3月9日号、フジモリ大統領独占会見録)
ペルーの日系2世のアルベルト・フジモリ大統領は、憲法の一部停止や議会の停止など非常措置を発動し、日本の大新聞や欧米メディアから独裁者と罵られていた。そんななか、ジャーナリスト・蓮尾真司氏が2週間にわたって密着取材。独占会見録からは、フジモリ大統領の強力な指導力が窺えた。この翌年、テロリストによる在ペルー日本大使公邸占拠事件が発生。彼は突入作戦を決断して事件を解決、世界から賞賛された。在任中の人権侵害と汚職の罪で禁錮25年の刑に服し、一時恩赦を与えられたが、その後取り消された。現在は入院中。
※SAPIO2019年1・2月号