握るのは3回だけ
形を整える程度に、握るのは3回だけだという。一番人気の「しゃけ」(250円)に使用する鮭は、脂がのったものを魚河岸から仕入れ、調理する。1週間に大ぶりの鮭を12匹使うという。名物の「卵黄」は、生卵を冷凍した後に解凍し、黄身だけを取り出して醤油に漬け込む。
カウンター前のガラスケースには多彩な具材が並び、店内は寿司店のような雰囲気だ。山椒、唐辛子、生姜、柚子皮などが入った生七味とじゃこを合わせた「じゃこ生七味」(250円)も人気だ。食品メーカーに勤める客が「試してみて」と置いていった商品の生七味をもとに、右近さんが相性のよい食材を探して考案したという。
サイドメニューの「とうふ汁(味噌汁)」(170円)は、おかわり自由。お新香も好みに合わせて選べるよう、きゅうりのみ、たくあんのみ、両者をセットにした「ミックス」(各220円)と、3種類が用意されている。