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傍聴が面白い裁判の選び方 新件で小さい事件で理想は1時間

実際の東京地裁(AFP=時事)

 現在放送中の連続ドラマ『グッドワイフ』(TBS系)で弁護士役を務める常盤貴子(46)もハマっているという裁判傍聴が注目されている。一度は行ってみたいけれど、いきなりでは二の足を踏んでしまう──そんな人のために、東京地方裁判所(東京地裁)を例にとり、裁判所への入り方から傍聴の仕方まで、“先達”たちに案内してもらった。

◆「開廷表」は情報の宝庫

 東京地裁は、東京メトロ・霞ケ関駅で下車し、A1出口から徒歩1分。地上19階、地下3階の東京高等・地方・簡易裁判所合同庁舎にある。

 敷地内に足を踏み入れると、撮影や録音は一切禁止だ。建物の入り口には金属探知機があり、ゲートを通って荷物のX線検査を受ける。

 通過したら、まず「どの裁判を傍聴するか」を決める。入り口正面には6つの電子パネルがあり、当日行なわれる裁判の予定表(「開廷表」という)が表示されているので、その中から裁判を選ぶ。

「マスコミで取り上げられるような注目事件や、有名人が被告人の事件の裁判は抽選になることが多い。事前に裁判所に電話で問い合わせるか、裁判所のHPで抽選状況を確認しておきましょう」(裁判傍聴歴14年のジャーナリスト・高橋ユキ氏)

 初心者は「開廷表」を見ただけでは、どの裁判が面白いのかを判断するのが難しい。注目すべきポイントはどこか。

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