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ダルちゃんだけじゃない 少女マンガ研究家が選ぶマンガ4選

大島智子さんが描く『セッちゃん』

 結婚、出産、仕事、介護…人生における分岐点の多い女性は、誰もが日常の中に多くの悩みを隠し持つ。普通の毎日こそがドラマの連続なのだ。では、“普通”とはなんなのか。その点にスポットを当て、話題になっている作品があると少女マンガ研究者のトミヤマユキコさんは言う。

 トミヤマさんが紹介するマンガ4選、冬の長い夜、ゆっくり読んでみませんか?

◆『ちひろさん』(全9巻)安田弘之著

 小さな弁当店で働く元風俗嬢・ちひろさん。彼女の元には悩みを抱える客や問題客が次々と訪れる。そんな彼らにやさしく寄り添い、時には厳しく斬り捨てるちひろさん。思いがけない解決策ばかりで読後感はスッキリ!

◆『セッちゃん』(全1巻) 大島智子著

 誰とでもセックスしてしまう女の子“セッちゃん”が、誰にも興味を持てない男の子あっくんと出会い、物語が始まる。2人は“こっち側”の世界で肩を寄せ合って生きようとするが…。衝撃的なラストまで、一気読み必至。

◆『凪のお暇』(既刊4巻・以下続刊)コナリミサト著

 2017年に「第8回ananマンガ大賞」を受賞。場の空気を読んでばかりいた28才のOL・大島凪。自分を殺して生きてきたが、モラハラ彼氏の一言で過呼吸を起こして倒れてから、本当の自分を取り戻すため、大きな決断をする。

◆『海街diary』シリーズ(全9巻)吉田秋生著
 第11回文化庁メディア芸術祭マンガ部門優秀賞など多数受賞。2015年に実写映画も公開。家を捨てた父の葬儀で、異母妹すずに出会った香田家の3姉妹。行き場をなくしていたすずに、一緒に暮らすことを提案し…。

※女性セブン2019年2月21日号

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