ライフ

解熱剤×糖分、ニキビ薬×アロエ 実はNGな「のみ合わせ」

アロエはニキビ薬との併用に注意(写真/PIXTA)

“うなぎと梅干し”、“天ぷらとスイカ”など、歴史のあるNG「食べ合わせ」が存在するが、これらは迷信のような側面もある。では、本当に避けるべきものは? そこで、最新研究でわかった、食品やサプリメントに関する「NG食べ合わせ」「NGのみ合わせ」を紹介する。

◆リウマチ新薬×グレープフルーツ

 グレープフルーツが、風邪薬だけでなく「リウマチの新薬」と相性が悪いことも最近の研究で明らかになっている。『薬が毒に変わる危ない食べ合わせ』の著者で医師の柳川明さんが言う。

「『JAK阻害剤』と呼ばれる新しいリウマチ薬は肝臓で解毒されるため、グレープフルーツと組み合わせると、肝臓に負担がかかり、免疫力が低下して帯状疱疹になる可能性が報告されています」(柳川さん・以下同)

◆ニキビ薬×アロエ

「原因はまだ解明されていませんが、ニキビ治療に使われる抗生物質とアロエを一緒に摂ると、吸収阻害が起きて薬の効果が低下することが報告されています」

 美肌効果を期待してアロエヨーグルトを食べたり、アロエのサプリメントをのんだりする人もいるが、ニキビ薬との併用はその効果を台無しにしてしまう。

◆解熱剤×糖分

 母親として気をつけたいのが、子供が熱を出した時の食べ合わせだ。

「病院に行って解熱剤の『アセトアミノフェン』を処方された場合、薬をのんですぐにチョコレートやビスケット、クラッカーなど糖質の多い食べ物を食べさせないように気をつけてほしい。アセトアミノフェンが糖と結びついて吸収されなくなり、効果がなくなってしまいます」

 ちなみに、今流行しているインフルエンザの新薬『ゾフルーザ』は、アセトアミノフェンを配合していないため、気にすることはないという。

※女性セブン2019年2月28日号

関連記事

トピックス

騒動から2ヶ月が経ったが…(時事通信フォト)
《正直、ショックだよ》国分太一のコンプラ違反でTOKIO解散に長瀬智也が漏らしていたリアルな“本音”
NEWSポストセブン
谷本容疑者(35)の地元を取材すると、ある暗い過去があることがわかった(共同通信)
「小学生時代は不登校気味」「1人でエアガンをバンバン撃っていた」“異常な思考”はいつ芽生えたのか…谷本将志容疑者の少年時代とは【神戸市・24歳女性刺殺】
NEWSポストセブン
ロシアで勾留中に死亡したウクライナ人フリージャーナリスト、ビクトリア・ロシチナさん(Facebook /時事通信フォト)
脳、眼球、咽頭が摘出、体重は20キロ台…“激しい拷問”受けたウクライナ人女性記者の葬儀を覆った“深い悲しみと怒り”「大行列ができ軍人が『ビクトリアに栄光あれ!』と…」
NEWSポストセブン
大谷の「二刀流登板日」に私服で観戦した真美子さん(共同通信)
「私服姿の真美子さんが駆けつけて…」大谷翔平が妻を招いた「二刀流登板日」、インタビューに「今がキャリアの頂上」と語った“覚悟と焦燥”
NEWSポストセブン
V-22オスプレイ
《戦後80年・自衛隊の現在地をフォトレポート》中国軍の脅威に対抗する「南西シフト」の最新装備 機動的な装輪車、射程が伸びた長距離ミサイル
週刊ポスト
女優の趣里とBE:FIRSTのメンバーRYOKIが結婚を発表した(左・Instagramより)
《お腹にそっと手を当てて》ひとり娘の趣里は区役所を訪れ…背中を押す水谷豊・伊藤蘭、育んできた3人家族の「絆」
NEWSポストセブン
過去にも”ストーカー殺人未遂”で逮捕されていた谷本将志容疑者(35)。判決文にはその衝撃の犯行内容が記されていた(共同通信)
《前科は懲役2年6か月執行猶予5年》「ストーカーだけでなく盗撮も…」「5回オートロックすり抜け」公判でも“相当悪質”と指摘された谷本将志容疑者の“首締め告白事件”の内幕
NEWSポストセブン
硬式野球部監督の退任が発表された広陵高校・中井哲之氏
【広陵野球部・暴力問題で被害者父が告白】中井監督の退任後も「学校から連絡なし」…ほとぼり冷めたら復帰する可能性も 学校側は「警察の捜査に誠実に対応中」と回答
NEWSポストセブン
〈# まったく甘味のない10年〉〈# 送迎BBA〉加藤ローサの“ワンオペ育児”中もアップされ続けた元夫・松井大輔の“イケイケインスタ”
〈# まったく甘味のない10年〉〈# 送迎BBA〉加藤ローサの“ワンオペ育児”中もアップされ続けた元夫・松井大輔の“イケイケインスタ”
NEWSポストセブン
Benjamin パクチー(Xより)
「鎌倉でぷりぷりたんす」観光名所で胸部を露出するアイドルのSNSが物議…運営は「ファッションの認識」と説明、鎌倉市は「周囲へのご配慮をお願いいたします」
NEWSポストセブン
イギリス出身のインフルエンサーであるボニー・ブルー(本人のインスタグラムより)
“タダで行為できます”の海外インフルエンサー女性(26)が男性と「複数で絡み合って」…テレビ番組で過激シーン放送で物議《英・公共放送が制作》
NEWSポストセブン
野生のヒグマの恐怖を対峙したハンターが語った(左の写真はサンプルです)
「奴らは6発撃っても死なない」「猟犬もビクビクと震え上がった」クレームを入れる人が知らない“北海道のヒグマの恐ろしさ”《対峙したハンターが語る熊恐怖体験》
NEWSポストセブン