今の時代、3時間も4時間もテレビの前に座ってじっくり見る視聴者は少なくなっているだろう。
「人間の集中力はそんなに続かない。長時間のスペシャル番組の乱発を辞めて、『ポツンと一軒家』のように“1時間入魂”で毎週同じ時間帯に放送するのが得策でしょう。視聴者も1時間なら集中してみられるし、良い気分転換になる。『スペシャルは改編期だけにする』という決め事をしたほうがいいと思います。それで結果の出ない番組も当然出てきますが、まずは人間の特性を踏まえた上で、テレビの在り方を考えるべきではないでしょうか」
ネットなどに押されていると言われるものの、テレビが面白ければ視聴者は帰ってくると『イッテQ』や『ポツンと一軒家』の好調が証明している。あとは、『毎週この時間はテレビをつけよう』と思わせる“習慣性”を取り戻したいところだろう。