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マツダ・丸本明社長に聞く ロータリーエンジン復活の可能性

昨年末にお披露目された「MAZDA3」(AFP=時事)

 トヨタ、日産など自動車業界に下方修正が相次ぐなか、マツダは2月6日に発表された第3四半期決算では通期営業利益見通しを100億円上方修正した。国内では「デミオ」、海外では「CX-5」「CX-9」などで支持を集める同社の強みとは何か。経済ジャーナリストの福田俊之氏が、昨年6月に第16代社長に就任した丸本明氏(61)に訊いた。

──社長就任から約8か月。これからのマツダが目指す道とは?

丸本:マツダの世界市場でのシェアは2%程度。業界の中では決して大きくない「スモールメーカー」だと意識しています。

 生き残っていくためには、きらりと光る独自性や強みをより際立たせなくては埋没してしまう。“走る歓び”を追求する革新的なエンジン技術、そして我々は「魂動デザイン」と呼んでいますが、顧客の胸を打つようなデザインで存在価値を高めていくほかにはないと思っています。

 昨年末には、ガソリンとディーゼルの特徴を併せ持つ高性能エンジン「スカイアクティブ-X」の搭載モデルを米ロサンゼルス自動車ショーで初公開しました。

『MAZDA3』として年明けには日本でもお披露目しましたが、おかげさまで大きな反響でした。近く北米市場から順次導入する予定です。この「スカイアクティブ-X」は新世代商品として今後、全車種に搭載していく計画です。

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