芸能

よしお兄さん卒業 前任の弘道お兄さんからのメッセージ

『おかあさんといっしょ』をW卒業するよしお兄さんとりさお姉さん

 平日の朝、8時20分頃から流れる体操に、どれほどの子供たちが夢中になり、朝の家事や準備に忙しい子育てママたちの助けになっただろう。番組歴代最長記録の14年間という長~い間、『おかあさんといっしょ』(NHK)で体操のお手本を見せてくれたお兄さんが「卒業」する日が来るなんて…!

 一昨年の春、第11代目・歌のお兄さんを務めただいすけお兄さん(横山だいすけ、35才)が卒業し、“だいすけロス”が起きたのは記憶に新しいが、この春、新たな“お兄さんロス”が発生している。

『おかあさんといっしょ』(NHK・Eテレ、月~土 午前8時~、午後に再放送)で、第11代「体操のお兄さん」を務めていた小林よしひさ(37才)と、「パント!のお姉さん」を務めていた上原りさが、3月末をもって卒業することが発表された。

 ネットやSNS上には、「信じられない」「ショック」「ついにこの日が…」など、卒業を惜しみ、悲しむ声が続々と書き込まれ、“よしロス”を告白する大人が続出する事態に。前任の弘道お兄さん(佐藤弘道、50才)からバトンを受け、よしお兄さんが就任したのは2005年。以来、14年間という番組最長期間、国民的子供番組を支えてきた。

 いつもの笑顔で会見の席に座ったよしお兄さんは、こう話し出した。

「14年、本当に迷惑かけることもいっぱいあったんですが、気持ちが切れることなく、努力し、体操のお兄さんを続けてこられたこと、本当にホッとした気持ちがあります」

 代えのきかない職業で、健康の維持がいちばん大変だったと振り返ったが、キレのある体操はもちろん、人気クイズコーナー「すりかえかめん」、歌や踊りのパフォーマンス中に見せる変顔など、明るいキャラクターで人気を博し、まさに“代えのきかない存在”だったのだ。

 今後は、子供向けの体操イベントを中心に芸能活動にも幅を広げていくという。これからも変わらない“ぴかぴかすまいる”を応援したい。

 新年度から第12代・体操のお兄さんに就任するのは、小学生の頃から体操競技を始め、博士号も持つ福尾誠さん。文武両道なお兄さんだ。12年から7年間「パント」というパントマイムのコーナーを務めた、りさお姉さんに代わって、初代・体操のお姉さんとなるのが秋元杏月さん。6才から新体操を始め、ダンスレッスンを受けながらパフォーマーを目指していたという。この2人が体操コーナーで、新たに始まる「からだ☆ダンダン」を教えてくれる。

 そして、前任の弘道お兄さん(佐藤弘道)が、よしお兄さんに対してメッセージをくれた。

「よしお兄さん、14年間、本当におつかれさまでした。僕の後任によしお兄さんが決まったとき、自分の大学の後輩に道を譲れると、とても嬉しく安心したのを覚えています。14年の間、きっと言えない苦労もたくさんあったと思います。番組を卒業しても、僕たちは『チーム・おかあさんといっしょ』です。サポーターとしてこれからも共に番組を応援していきましょう。それから、よしお兄さんももういい年です。自分の幸せも見つけてくださいね」

※女性セブン2019年3月7日号

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