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カラフルは必ずしも悪くない、菓子の安全な着色料選び

スーパーやコンビニで安心して購入できる菓子

 近年、「加工食品」への厳しい意見が目立つようになった。しかし、このご時世、「だったら何を食べたらいいの?」と戸惑う人も多いかもしれない。

 しかし、加工食品は決して「食べてはいけない」わけではない。ポイントは、“商品の選び方”。ここでは、お菓子の選び方をご紹介しよう。

 ピンクにブルーと色鮮やかなお菓子は、子供の大好物。だが、決して見た目だけで選ばないようにしたい。中でも避けるべきは、「タール系」と呼ばれる着色料だ。食品問題評論家の垣田達哉さんはこう言う。

「『赤色2号』『黄色4号』などは『タール系着色料』といい、昔はコールタールから作られていましたが、今は石油製品から化学的に作られています。発がん性が指摘されているものや、子供の発達障害と関連があるとされるアルミニウムが含まれているものがあります」

 そう聞くと、カラフルなお菓子を見ただけで敬遠してしまうが、カラフルなお菓子が必ずしもタール系着色料を使っているというわけではない。野菜などの自然界にあるものから抽出した着色料もある。

「『クチナシ』、『アカキャベツ』、『ベニバナ』のように野菜や植物の名前がつく着色料は、使われていても安心です。『コチニール』も天然着色料ですが、原料はカイガラムシという昆虫。子供がアレルギーを起こす心配があるので、最も安全なのは、植物由来の着色料です」(垣田さん)

 例えば、『ガリガリ君 ソーダ』(赤城乳業)の「スピルリナ青」は、藻類のスピルリナから抽出した色素。意外なものでは、グミキャンディーの『ハリボーゴールドベア』は、果汁やクチナシ由来の着色料で色付けされており、危険な添加物は使われていない。

「チョコレートやポテトチップスも、原材料表示だけを見ると意外とシンプルに感じますが、カロリーや塩分は高い。添加物が自然由来で安心だからといって、食べすぎは厳禁です。子供に与える時は一度に食べる量に気を配って」(垣田さん)

※女性セブン2019年3月14日号

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