ちなみに深呼吸をすると、たっぷりの酸素が行き渡って健康になるイメージがあるが、体に取り入れられる酸素の量は変わらない。また意識的な深呼吸では体内の酸素・二酸化炭素の調整はできないのだ。

 浅い呼吸に気づいた時、数回、深呼吸をしてリフレッシュするのは効果的だが、長時間深呼吸を続けると、体内のバランスを崩すことになるので要注意だ。

◆“心も体も健康”が真の健康長寿

「現代社会はただでさえストレスフルで、残念ながら多くの人の呼吸が浅く、速くなっていて、さまざまな不調を生んでいると思われます。健康というと、体の器質的な面にばかり目が行きますが、喜怒哀楽の感情や、思いやり、共感にかかわる情動も重要。特に社会生活の中ではネガティブな感情が生きづらさにつながります。

 高齢者施設や東日本大震災の被災地で呼吸筋ストレッチ体操を行ったところ、表には見えなかった不安や体の不調の訴えが格段に減り、多くの人たちが元気を取り戻す姿を目の当たりにしました。呼吸は生きる基本であり、心と体の両方にかかわっています。まさに今、呼吸の大切さを見直す時なのです」(本間さん)

※女性セブン2019年3月28日・4月4日号

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