──原田監督は節目、節目を大切にされてきましたが、「平成最後の選抜王者」も狙っているのでしょうか。
原田監督「それに対するモチベーションは高いです。様々な事があった平成を飾る最後の大会ですから、その想いはあります」
──昨夏は、「お前たち、最高だぜ!」という決め台詞がありましたが、この春は何かお考えですか?
原田監督「まだ、選抜に彼らにどんな言葉をかけるかは考えていません。その年のチームにあった声の掛け方をしていて、少しずつ変えています。ただ、アルプススタンドの応援団には、歌って欲しいタイトルは少し伝えてあります!(笑)」
【PROFILE】
原田英彦(はらだ・ひでひこ)/1960年5月19日生まれ。平安(現龍谷大平安高)時代は俊足外野手として活躍し、卒業後日本新薬では都市対抗野球に10度出場して主将も務めた。1993に母校監督に就任。甲子園出場は春8度、夏7度。1997年夏の甲子園では川口知哉(元オリックス)を擁して準優勝。2014年春の選抜で初優勝。今大会で京都府勢甲子園200勝を狙う。
古内義明(ふるうち・よしあき)/1968年7月7日生まれ。立教大学法学部卒、同時に体育会野球部出身。高校・大学球児向け「サムライベースボール」発行人として、これまで数百校の高校を取材し、アマチュア関係者と独自の人脈を構築。近著に、『4千分の1の名将 新・高校野球学【関西編】』(大和書房)がある。(株)マスターズスポーツマネジメント代表取締役、テレビやラジオで高校野球からメジャーリーグまで多角的に分析する情報発信。立教大学や早稲田大学エクステンションコースでは、「スポーツビジネス論~メジャーの1兆円ビジネス」の教鞭を執る。