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2019.03.25 07:00  NEWSポストセブン

龍谷大平安・原田英彦監督「京都府勢甲子園200勝」への思い

平安高の原田英彦監督(写真:マスターズスポーツマネジメント)

 選抜3日目第1試合の津田学園戦に登場する龍谷大平安高校。同校に対する愛情は誰にも負けない、そう公言してはばからないのが、昨夏の100回記念大会で甲子園春夏通算100勝を達成した原田英彦監督だ。“平安愛”を貫く指揮官は、昨秋近畿大会を制し、2季連続で甲子園を決めた。高校大学球児向けフリーマガジン「サムライベースボール」の発行人である古内義明氏が、京都府勢甲子園200勝を狙う平安高校の原田監督に、意気込みを訊いた。

 * * *
 甲子園出場回数で全国ナンバー1の75回を誇る龍谷大平安が2季連続で聖地の土を踏む。昨夏の甲子園では初戦で鳥取城北を下し、甲子園春夏通算100勝という金字塔を成し遂げた。秋季大会は京都の第3代表ながら、1回戦で天理を4対3、準々決勝で市立和歌山を5対4と接戦をものにし、準決勝では履正社に7対0とコールド勝ちで勢いに乗ると、決勝では明石商業に延長12回の接戦をものにして2対1とサヨナラ勝ちで選抜出場に当確ランプを灯した。京都の醍醐の山々に囲まれた場所に、「龍谷大平安ボールパーク」と名付けられた専用グラウンドがある。41回目の春の選抜に臨む指揮官はこの冬をどんな思いで乗り越えたのだろうか。

──冬の期間に重点を置いた練習はありますか?

原田監督「毎年、基本練習に重点を置いて練習しています。この冬は比較的暖かったのでいつも通り、フリーバッティングとシートノックが中心の練習をこなせました。バッティングに関してはどんな投手が来ても、振り負けない事を意識しました。今年のチームは守備があまり良くないので、難しいことをせずに、確実に捕球して、確実に送球することを繰り返して練習しました」

──今年のチームを一言で表すと、どんなチームでしょうか。

原田監督「『元気と負けん気のあるチーム』です。それだけで、(近畿大会まで)勝ち抜いて来ました」

──春の選抜で、「龍谷大平安のここを見て欲しい!」というポイントはありますか。

原田監督「やはり、元気と粘り強さです。例年だと鉄壁の守備があるのですが、秋季大会のエラーの数が14個で、私自身が初めて経験するようなエラーの数でした。その内、一塁手と三塁手で合わせて、エラーの数が10個でした。それだけ失策しても、近畿大会で勝てたのは逆転された後、粘って再逆転する気持ちの部分が大きかったと思います。他の出場校もこの冬で伸びていると思うので、まだまだこのチームが完成するのは先だと思っています」

──豊田祐輔や野澤秀伍など、投手陣の仕上がり具合はいかがですか?

原田監督「2月に投げ込みを行ったので疲労感が残りましたが、3月に入って疲労感を抜いていきました。定期テストが終わった後、例年通りに1週間沖縄遠征に行き、ゲーム合宿と称して、7、8試合ぐらい調整をして、京都に戻ってきました」

──2人の投手の特徴を教えて下さい。

原田監督「豊田は変化球、特にカーブが特徴で、緩急を使った投球が出来るタイプです。野澤はストレート中心のピッチングスタイルです」

──水谷祥平主将は原田監督から見て、どんなタイプの主将ですか。

原田監督「夏の甲子園100回大会で1番バッターとして勝利に貢献した選手ですから、もう一度甲子園に行きたいという気持ちが一番強いですね。元気と負けん気を持って、チームを引っ張っています。主将に就いてからは、『5打数5安打5打点、打たないと勝てないぞ!』と言ってきました。秋季大会では良い場面で、甲子園経験者らしく、チームを引っ張っていってくれました」

──他に期待している選手はいますか?

原田監督「もう1人、夏を経験した二塁手の北村涼に期待しています。甲子園では無安打でしたし、予選でも1安打のみだったので、非常に悔しかったと思います。新チームになってからは良い働きをしているので、北村が内野を引っ張っていって欲しいと思います。内野で唯一の甲子園経験者ですから、彼が内野のキーマンになって、秋の大会の失策数を北村中心に減らして貰いたいです」

 高校野球の解説者として、度々甲子園の放送ブースにも座る原田監督。これまで春の選抜は「投高打低」と長く言われていたが、「昨今は各校のトレーニング術が上がったことで、細かい駆け引きがあまり見られずに、走攻守において大雑把になっているように感じています」と分析する。最少失点を守り切る細かい野球は影を潜め、バントを多用するチームはめっきり減った。その代わり、3、4点差であっても、ワンチャンスあれば長打でひっくり返すようなゲームが少なくない。「一時期の社会人野球のように、10点差でもまだ前半だったらひっくり返せるとか、ひっくり返されるような野球」になってきたと昨今の高校野球のトレンドを話す。

──選抜出場校の中で、注目している高校はどこでしょうか。

原田監督「32校の全体を見て、力の差はあまりないと思っています。各地区を勝ち抜いてきた高校、明治神宮大会で負けた札幌大谷高校にしても、星稜高校や広陵高校にしても力があると思います。横浜高校の及川雅貴君も力を持っていますので、そのような高校が上位に来ると睨んでいます」

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