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2019.04.08 16:00  週刊ポスト

ツイッターは実名でやるに限る、と考える理由

「実名でやるに限る」の理由だが、実名の利点は「抑止力が働く」ことが最大のものである。実名の場合、デマや差別的なことを書いたら信用が低下すると考え、投稿時にも慎重になる。匿名だと実生活に影響がないと思い込み、投稿は加速度的に過激になってくる。反対派とバトルしたり、同様の差別主義者から応援を受けたらもう止められない。

 また、身バレというものは、実生活に相当なダメージを与えられるため、被害を受けた側からすれば、その正体を暴きたいと考える。今回は、インスタに投稿すべきものをツイッターに投稿するというあまりにも迂闊な誤爆により身元が容易にバレたが、元々明かしていたら「正体暴き」という報復が通用しないのである。「お前、○○社の××だろ」「だからなんだ。そんなことは明かしているわ」で終わりだ。

 どんなに慎重にSNSをやっていようが、差別的なことや過激なことを書いている時点で、敵対者は絶対に生まれるもの。身元暴きを虎視眈々と狙う人々がいるだけに、最初から身元を明かしたうえで、慎重にSNSへ投稿するのが吉である。「節度ある過激」ってやつをせめて心掛けるべきなのである。

 昨今バイトが不適切行為をSNSに投稿する「バカッター」「バイトテロ」が流行っているが、身バレで失脚する人間はいい年した正規雇用の立場あるオッサンが多い。これはまさに「中高年バカッター」「正社員・正職員テロ」である。

●なかがわ・じゅんいちろう/1973年生まれ。ネットで発生する諍いや珍事件をウオッチしてレポートするのが仕事。著書に『ウェブはバカと暇人のもの』『ネットのバカ』など

※週刊ポスト2019年4月19日号

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