芸能

講談師・神田松之丞 35歳にしては老成した人生観の背景

講談師の神田松之丞

 講談の枠を大きく超えて活躍し、講談界に新風を巻き起こしてきた神田松之丞が来年2月、真打に昇進することが落語芸術協会の理事会で決定した。

 二ツ目でありながら独演会では完売が相次ぎ「今、もっともチケットが取れない講談師」「講談界の風雲児」が枕詞となっている松之丞。所属する落語芸術協会では、7人抜き昇進の落語家・春風亭昇太以来の28年ぶりとなる9人抜きの抜擢昇進、日本講談協会では18年ぶりの男性講談師の真打誕生となる。

「ありがたいことです。芸は未熟ですけれども、現在の自分は二ツ目の寸法には合っていないとは感じていました。ようやく認めてもらい、頑張るぞという気持ちを新たにしました」

 来年2月から新宿末廣亭中席夜の部を皮切りに、都内の寄席、演芸場で40日以上の真打披露興行が行なわれる。それに加えて、以前から披露興行をやりたいと公言してきたのが歌舞伎座だ。古典芸能のシンボルである歌舞伎座に、講談師が登場した例はまだない。

「講談と歌舞伎は歴史的に関係が深く、歌舞伎役者だった師匠・神田松鯉(しょうり)への恩返しにもなりますし、講談界にとっても大きな花火になると思います」

関連記事

トピックス

主演映画『碁盤斬り』で時代劇に挑戦
【主演映画『碁盤斬り』で武士役】草なぎ剛、“笠”が似合うと自画自賛「江戸時代に生まれていたら、もっと人気が出たんじゃないかな」
女性セブン
かつて問題になったジュキヤのYouTube(同氏チャンネルより。現在は削除)
《チャンネル全削除》登録者250万人のYouTuber・ジュキヤ、女児へのわいせつ表現など「性暴力をコンテンツ化」にGoogle日本法人が行なっていた「事前警告」
NEWSポストセブン
水卜麻美アナ
日テレ・水卜麻美アナ、ごぼう抜きの超スピード出世でも防げないフリー転身 年収2億円超えは確実、俳優夫とのすれ違いを回避できるメリットも
NEWSポストセブン
撮影現場で木村拓哉が声を上げた
木村拓哉、ドラマ撮影現場での緊迫事態 行ったり来たりしてスマホで撮影する若者集団に「どうかやめてほしい」と厳しく注意
女性セブン
5月場所
波乱の5月場所初日、向正面に「溜席の着物美人」の姿が! 本人が語った溜席の観戦マナー「正座で背筋を伸ばして見てもらいたい」
NEWSポストセブン
電撃閉校した愛知
《100万円払って返金は5万円》「新年度を待ったのでは」愛知中央美容専門学校の関係者を直撃、苦学生の味方のはずが……電撃閉校の背景
NEWSポストセブン
遺体に現金を引き出させようとして死体冒涜の罪で親類の女性が起訴された
「ペンをしっかり握って!」遺体に現金を引き出させようとして死体冒涜……親戚の女がブラジルメディアインタビューに「私はモンスターではない」
NEWSポストセブン
氷川きよしの白系私服姿
【全文公開】氷川きよし、“独立金3億円”の再出発「60才になってズンドコは歌いたくない」事務所と考え方にズレ 直撃には「話さないように言われてるの」
女性セブン
”うめつば”の愛称で親しまれた梅田直樹さん(41)と益若つばささん(38)
《益若つばさの元夫・梅田直樹の今》恋人とは「お別れしました」本人が語った新生活と「元妻との関係」
NEWSポストセブン
被害者の平澤俊乃さん、和久井学容疑者
《新宿タワマン刺殺》「シャンパン連発」上野のキャバクラで働いた被害女性、殺害の1か月前にSNSで意味深発言「今まで男もお金も私を幸せにしなかった」
NEWSポストセブン
NHK次期エースの林田アナ。離婚していたことがわかった
《NHK林田アナの離婚真相》「1泊2980円のネカフェに寝泊まり」元旦那のあだ名は「社長」理想とはかけ離れた夫婦生活「同僚の言葉に涙」
NEWSポストセブン
広末涼子と鳥羽シェフ
【幸せオーラ満開の姿】広末涼子、交際は順調 鳥羽周作シェフの誕生日に子供たちと庶民派中華でパーティー
女性セブン