芸能

日活RP女優・三崎奈美、今は整体師の夫を支える日々

1979年に日活デビューした三崎奈美

 製作終了から31年。男たちを魅了した日活ロマンポルノの女優たちはスクリーンから去った後、どんな人生を歩んだのか──。1979年、『むちむちネオン街 私たべごろ』で日活ロマンポルノデビューを果たすと、Fカップを武器に人気を博した三崎奈美。1981年の『肉体保険 ベッドでサイン』では、何十匹ものドジョウで溢れ返る風呂に前貼り1枚で入るというシーンも演じた。

「『ドジョウは穴に入る習性がある』と聞いていたので、すごく警戒していたんですよ。私も気持ち悪かったけど、向こうも嫌だったみたいで、足を突っ込むと大群が一気に散らばっていきました。そりゃあビックリしますよね(笑い)」

 30歳になる頃、所属事務所が消滅。芸能活動を続けるか悩み、英会話スクールの語学留学制度を利用し、シアトルに飛び立つ。

「日本から離れて半年間暮らすと、“三崎奈美”という名前にこだわっていた自分が小さく思えた。過去を捨てて、ゼロから出発しようと決意しました」

 帰国後、宿無しの三崎は最後の出演作『春情夢』(1984年)で共演した親王塚貴子の家に居候しながら、六本木の会員制クラブで働く。

「洋服もほぼ持ってなかったので、制服のあるお店にしました。同伴時は貴子ちゃんのシャネルの服を借りました(笑い)」

 本名で活動したが、半年でナンバーワンに。バブル景気にも後押しされ、当初の時給3500円が10倍に跳ね上がった。1年で資金を貯めると、同時代にロマンポルノで活躍した水原ゆう紀と人材派遣会社を立ち上げ、企業のキャンペーンに若い女性を送り込んだ。

関連記事

トピックス

運転席に座る広末涼子容疑者
《事故後初の肉声》広末涼子、「ご心配をおかけしました」騒動を音声配信で謝罪 主婦業に励む近況伝える
NEWSポストセブン
近況について語った渡邊渚さん(撮影/西條彰仁)
渡邊渚さんが綴る自身の「健康状態」の変化 PTSD発症から2年が経ち「生きることを選択できるようになってきた」
NEWSポストセブン
昨年12月23日、福島県喜多方市の山間部にある民家にクマが出現した(写真はイメージです)
《またもクレーム殺到》「クマを殺すな」「クマがいる土地に人間が住んでるんだ!」ヒグマ駆除後に北海道の役場に電話相次ぐ…猟友会は「ヒグマの肉食化が進んでいる」と警鐘
NEWSポストセブン
真美子さん着用のピアスを製作したジュエリー工房の経営者が語った「驚きと喜び」
《真美子さん着用で話題》“個性的なピアス”を手がけたLAデザイナーの共同経営者が語った“驚きと興奮”「子どもの頃からドジャースファンで…」【大谷翔平と手繋ぎでレッドカーペット】
NEWSポストセブン
鶴保庸介氏の失言は和歌山選挙区の自民党候補・二階伸康氏にも逆風か
「二階一族を全滅させる戦い」との声も…鶴保庸介氏「運がいいことに能登で地震」発言も攻撃材料になる和歌山選挙区「一族郎党、根こそぎ潰す」戦国時代のような様相に
NEWSポストセブン
山尾志桜里氏に「自民入りもあり得るか」聞いた
【国民民主・公認取り消しの余波】無所属・山尾志桜里氏 自民党の“後追い公認”めぐる記者の直撃に「アプローチはない。応援に来てほしいくらい」
NEWSポストセブン
レッドカーペットを彩った真美子さんのピアス(時事通信)
《価格は6万9300円》真美子さんがレッドカーペットで披露した“個性的なピアス”はLAデザイナーのハンドメイド品! セレクトショップ店員が驚きの声「どこで見つけてくれたのか…」【大谷翔平と手繋ぎ登壇】
NEWSポストセブン
竹内朋香さん(左)と山下市郎容疑者(左写真は飲食店紹介サイトより。現在は削除済み)
《浜松ガールズバー殺人》被害者・竹内朋香さん(27)の夫の慟哭「妻はとばっちりを受けただけ」「常連の客に自分の家族が殺されるなんて思うかよ」
週刊ポスト
サークル活動に精を出す悠仁さま(2025年4月、茨城県つくば市。撮影/JMPA)
《普通の大学生として過ごす等身大の姿》悠仁さまが筑波大キャンパス生活で選んだ“人気ブランドのシューズ”ロゴ入りでも気にせず着用
週刊ポスト
遠野なぎこ(本人のインスタグラムより)
遠野なぎこさん(享年45)、3度の離婚を経て苦悩していた“パートナー探し”…それでも出会った「“ママ”でいられる存在」
NEWSポストセブン
レッドカーペットに登壇した大谷夫妻(時事通信フォト)
《産後“ファッション迷子期”を見事クリア》大谷翔平・真美子さん夫妻のレッドカーペットスタイルを専門家激賞「横顔も後ろ姿も流れるように美しいシルエット」【軍地彩弓のファッションNEWS】
NEWSポストセブン
「週刊ポスト」本日発売! 石破政権が全国自治体にバラ撒いた2000億円ほか
「週刊ポスト」本日発売! 石破政権が全国自治体にバラ撒いた2000億円ほか
NEWSポストセブン