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鎮痛剤は痛みの段階によって使い分けを、最後の手段は?

鎮痛剤は“痛みの種類”によって変えよう

 頭痛や腰痛、生理痛で一度はお世話になったことのある鎮痛剤。ポーチに常備しているという人も多いだろう。シニアメンタルクリニック日本橋人形町の院長、井関栄三さんは「痛みの種類によって使い分ける」ことを推奨する。

「鎮痛剤は通常は継続的に使うものではなく、炎症が治まり、痛みが取れたらやめることが大前提です。それを理解したうえで、痛みの段階によって、たとえば、軽い頭痛のときはアスピリンを使用し、局所にはっきりと強い痛みがある場合は、非ステロイド性消炎鎮痛剤であるロキソプロフェンナトリウム錠をのむなど、対応するのがいい」

 瀬戸循環器内科クリニック院長の瀬戸拓さんは「最後の手段」としてジクロフェナクナトリウム錠を挙げる。

「普段遣いは推奨できませんが、ロキソプロフェンナトリウム錠でも抑えられない場合は処方する。これらと並んでリリカ(プレガバリン)と呼ばれる鎮痛剤も人気ですが、これは主にピリピリした神経系の痛みを取るための薬です。どの痛みにも効くわけではありません」

※女性セブン2019年6月6日号

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