国内

ご近所トラブルは必ず第三者をたてよ、DVは日記で対策

防犯プロに聞く、ストーカー、DV、ご近所トラブル対策(写真/アフロ)

 日々発生するトラブルの多くは、緊急性がない場合が多い。そんな時は、相談先に迷ってしまうものだ。そんな相談を受け付けるため、全国の警察では、電話番号「#9110」で繋がる相談窓口を1989年に開設。相談内容により、オペレーターが担当部署やDVシェルターなど、相談場所を提案してくれる。

 近所間で多いのは、騒音に関するトラブルだ。防犯アドバイザーの京師美佳さんはこう言う。

「被害者が直接交渉に行くと、相手が逆上してエスカレートすることが多いので、第三者を介することが大切です。マンション住まいの場合は管理会社に相談を。最初は掲示板などで不特定多数に向け、注意喚起がされ、改善されなければ、苦情を言った人が誰かは伏せた形で管理会社から本人に直接伝えてもらえます」(京師さん、以下同)

 また、一戸建ての場合は#9110や、地域事情に詳しい地元の警察署へ相談を。

「たとえ度重なる嫌がらせでも、現行犯以外での逮捕は難しいので、証拠集めも大切です。録音や撮影をしておく、騒音の場合は、測定器で計測しておくのもいいでしょう」

 騒音は80デシベル以上は犯罪レベルだ。なお、落書きは器物損壊罪で刑事事件。長時間経っていなければ110番へ通報できる。また、朝起きたら家のドアなどに落書きをされていたり、物が壊されていた時は110番へ。近所にゴミ屋敷がある時や、たびたび嫌がらせを受けているもののそれが現行犯ではない時などは、#9110に電話しよう。

 続いては近年大きな問題となっているのはストーカーに関する問題への対策だ。ストーカーの8割は知人といわれ、元夫や交際相手が多い。以前は軽視された身内のことでも、近年は相談体制がしっかり整っているが、いずれも早めの相談や被害状況の記録が大切だ。

「たとえば、非通知で電話がかかってくる場合、警察ですぐに番号を照会できるわけではありません。電話会社に申請し、通常3か月くらいはかかります。その間にさらに大きな被害を招かないためにも、早めに相談すること。DVの場合も、手書きの日記などで証拠を残せば、刑事事件としてだけでなく、慰謝料請求の民事訴訟の際も有利になります」

 つきまとわれたり、暴力を受けた時は110番へ通報を。さらに、近隣でDVを思わせる様子を直接見聞きした時も同様だ。一方で、無言電話が続く時。あるいは、通報時のことではないが、暴力・暴言を受けた場合は#9110に電話をしてみよう。

 DVシェルターなど、警察以外で対処する機関も紹介してもらえる。まずどこに相談したらよいかわからなければ、#9110へかけてみよう。

 ご近所トラブル、あるいはDVの被害を受けてしまったら、3つのことを実行しよう。1つ目は、第三者を介入させること。2つ目に、被害状況を手書きで記録すること。この場合、メモでもよい。そして、3つ目には騒音測定、病院の診断書など証拠収集を忘れずに。

※女性セブン2019年6月13日号

関連キーワード

関連記事

トピックス

結婚を発表した長澤まさみ(時事通信フォト)
《トップ女優・長澤まさみの結婚相手は斎藤工と旧知の仲で…》インスタ全削除の“意味深タイミング”
NEWSポストセブン
箱わなによるクマ捕獲をためらうエリアも(時事通信フォト)
「クマが人里に降りてくるのは必然」「農業は野生動物に対する壮大な餌付け」 知床・ロシアでヒグマを撮った動物写真家が語る “現代の人間に欠けている自然観”
NEWSポストセブン
11人家族の宮前家
《子ども9人“大家族のパン屋さん”》「店員さんが注文を覚えきれなくて(笑)」11人家族のインフレ“金銭事情”と、大人数子育てで培ったこと「マニュアル本は役に立たない」
NEWSポストセブン
長男・泰介君の誕生日祝い
妻と子供3人を失った警察官・大間圭介さん「『純烈』さんに憧れて…」始めたギター弾き語り「後悔のないように生きたい」考え始めた家族の三回忌【能登半島地震から2年】
NEWSポストセブン
インフルエンサーのぴきちんさん(Instagramより)
《2年連続ポストシーズン全試合現地観戦》大谷翔平の熱狂的ファン・ぴきちん、全米巡る“体力勝負”の脅威の追っかけはなぜ可能なのか
NEWSポストセブン
2024年に『ウチの師匠がつまらない』を上梓
「視聴率とれたらオレのおかげ?罰が当たるよ」三遊亭好楽さんが『笑点』メンバーや裏方に愛され続ける“お客さんファースト”  地方営業で土産を爆買いも
NEWSポストセブン
古谷敏氏(左)と藤岡弘、氏による二大ヒーロー夢の初対談
【二大ヒーロー夢の初対談】60周年ウルトラマン&55周年仮面ライダー、古谷敏と藤岡弘、が明かす秘話 「それぞれの生みの親が僕たちへ語りかけてくれた言葉が、ここまで導いてくれた」
週刊ポスト
小林ひとみ
結婚したのは“事務所の社長”…元セクシー女優・小林ひとみ(62)が直面した“2児の子育て”と“実際の収入”「背に腹は代えられない」仕事と育児を両立した“怒涛の日々” 
NEWSポストセブン
松田聖子のものまねタレント・Seiko
《ステージ4の大腸がん公表》松田聖子のものまねタレント・Seikoが語った「“余命3か月”を過ぎた現在」…「子供がいたらどんなに良かっただろう」と語る“真意”
NEWSポストセブン
(EPA=時事)
《2025の秋篠宮家・佳子さまは“ビジュ重視”》「クッキリ服」「寝顔騒動」…SNSの中心にいつづけた1年間 紀子さまが望む「彼女らしい生き方」とは
NEWSポストセブン
初公判は9月9日に大阪地裁で開かれた
「全裸で浴槽の中にしゃがみ…」「拒否ったら鼻の骨を折ります」コスプレイヤー・佐藤沙希被告の被害男性が明かした“エグい暴行”「警察が『今しかないよ』と言ってくれて…」
NEWSポストセブン
国分太一の素顔を知る『ガチンコ!』で共演の武道家・大和龍門氏が激白(左/時事通信フォト)
「あなたは日テレに捨てられたんだよっ!」国分太一の素顔を知る『ガチンコ!』で共演の武道家・大和龍門氏が激白「今の状態で戻っても…」「スパッと見切りを」
NEWSポストセブン