ライフ

大井川のブランド鰻「共水うなぎ」を100%楽しむ名店

『うなぎ 大嶋』の「共水白蒲重」6150円(肝吸い、香の物、甘味付き)

 静岡・大井川のブランド鰻「共水(きょうすい)うなぎ」を食べることのできる店は全国でわずか30軒ほど。「うなぎ 大嶋」2代目の大嶋茂樹さんは、20年近く前、天然ものに勝るとも劣らないその味に惚れ込んだ。

 甘く香る共水うなぎは、南アルプスの雪解け水である大井川の伏流水を使い、自然に近い環境で育てられている。

「素材の旨みと脂の甘みを楽しんでもらおうと、白焼の提供も始めました」(大嶋さん)

 共水うなぎの甘い香りを味わうなら白焼だが、蒲焼も欠かせない。身を一度蒸してからタレをつけて焼き上げる“江戸前焼き”で調理する。合わせるのは、昭和41年の創業当時からつぎ足すタレだ。

 白焼と蒲焼の両方を味わうなら、「共水白蒲重」がおすすめ。つまみにも力を入れ、大嶋さん自らが桜のチップで燻製する「自家製共水うなぎハム」は、週3本の限定品。静岡県の地酒も豊富に揃い、酒がすすむこと間違いなし。

甘く香る共水うなぎは、南アルプスの雪解け水である大井川の伏流水を使い、自然に近い環境で育てられている

タレは鰻の脂で味が変わる。「共水うなぎに変えてから、タレの旨みが増した」と大嶋さん

「自家製共水うなぎハム」3枚 850円

創業53年。父が創業した店の2代目を継いだ

■うなぎ 大嶋
住所:静岡県浜松市南区東若林町645
営業時間:11時半~14時、17時~20時※金曜は昼のみ
定休日:月曜(祝日の場合は翌日休)、第2火曜
※昼50食、夜30食限定で完売次第、閉店

●取材・文/戸田梨恵、撮影/内海裕之

※週刊ポスト2019年7月12日号

関連キーワード

関連記事

トピックス

解散を発表したTOKIO(HPより)
「城島さん、松岡さんと協力関係は続けていきたいと思います」福島県庁「TOKIO課」担当者が明かした“現状”と届いたエール
NEWSポストセブン
山本アナは2016年にTBSに入局。現在は『報道特集』のメインキャスターを務める(TBSホームページより)
【「報道特集」での発言を直撃取材】TBS山本恵里伽アナが見せた“異変” 記者の間では「神対応の人」と話題
NEWSポストセブン
蝦夷富士という名前もある羊蹄山(イメージ)
《ブローカーが証言》中国人らが日本の不動産取得でもくろむ乱暴な開発計画 「日本の役人は言うだけで実力行使はしないと聞いている」
NEWSポストセブン
寄り添って歩く小室さん夫妻(2025年5月)
《ベビー服は男の子のものでは?》眞子さん、夫・小室圭さんと貫く“極秘育児”  母・佳代さんの「ラブコール」も届かず…帰国が実現しない可能性も
NEWSポストセブン
吉沢亮演じる喜久雄と横浜流星演じる俊介が剣幕な表情で向かい合うシーンも…(インスタグラムより)
“憑依型俳優”吉沢亮主演の映画『国宝』が大ヒット、噂される新たな「オファー」とは《乗り越えた泥酔事件》
NEWSポストセブン
イギリス出身のインフルエンサーであるボニー・ブルー(本人のインスタグラムより)
“半日で1000人以上と関係を持った”美女インフルエンサー(26)がイギリスの公共放送で番組出演「口をすぼめて、吸う」過激ビジュアル
NEWSポストセブン
映画『国宝』で梨園の妻を演じた寺島しのぶ(52)
《無言の再投稿》寺島しのぶ、SNSで2回シェアした「画像」に込められた歌舞伎役者である息子・尾上眞秀への“覚悟”
NEWSポストセブン
元横綱・白鵬の宮城野親方に相撲協会はどう動くか(八角理事長/時事通信フォト)
八角理事長体制の相撲協会に「70歳定年制」導入の動き 年寄名跡は「105」しかないため人件費増にはならない特殊事情 一方で現役力士が協会に残ることが困難になる懸念も
NEWSポストセブン
「池田温泉旅館 たち川」の部屋風呂に「温泉偽装疑惑」。左はHPより(現在は削除済み)、右は従業員提供
「水道水にカップ5杯の重曹を入れてグルグル…」岐阜県・池田温泉「高級旅館」の部屋風呂に“温泉偽装”疑惑 ヌルヌルと評判のお湯の真実は…“夜逃げ”オーナーは直撃に「誰からのリークなの? それ」
NEWSポストセブン
これまでジャズ歌手などとしても活動してきた参政党・さや氏(写真/共同通信社)
参政党・さや氏、歌手時代のトラブル証言 ジャズバーのママが「カチンときて縁を切っちゃいました」、さや氏は「そうした事実はない」…真っ向食い違う言い分
週刊ポスト
もうすぐ双子のママになる。Numero.jpより。
Photos:Mika Ninagawa
中川翔子3年にわたる不妊治療と2度の流産を経験 。 双子の男の子のママになる妊婦姿を披露して話題に
NEWSポストセブン
趣里と父親である水谷豊
《女優・趣里の現在》パートナー・三山凌輝のトラブルで「活動セーブ」も…突破口となる“初の父娘共演”映画は来年公開へ
NEWSポストセブン