ライフ

7pay騒動 恥ずかしい語り方、ちょっとは小粋な語り方

セブンペイをPRしたセブン-イレブン・ジャパンの永松文彦社長(時事通信フォト)

●「7pay騒動」のちょっとは小粋な語り方

 すでに上のように語ってしまった方は、たいへんお気の毒です。周囲は苦笑いしつつ、「うわ、おっさん臭っ!」「だからおっさんは……」とウンザリした気持ちを抱いたことでしょう。これから語る場合は、よかったら次のようなフレーズをご活用ください。

その1「決済システムの脆弱性というより、日本企業の脆弱性が露呈した感じだね」
その2「いやあ、使わない理由ができて助かったよ。ま、使えないだけなんだけど」
その3「こういうことがあると、あの人も風評被害を受けそうだね。林家ペー」

 その1は、なんか深いことを言っているように聞こえそうです。言われた側もボロが出ないように、たぶんしたり顔でうなづくだけで「えっ、どういうこと?」と突っ込んではこないでしょう。その2は、正直に弱みをさらすことで好感度を上げようという目論見です。その3は、なるべく深刻そうな口調で言うのがコツ。呆れられるかもしれませんが、半端で的外れなキャッシュレス社会批判をして呆れられるよりは、こういう発言で呆れられたほうが何百倍もマシです。

 ここまで書いておいて何ですが、もっとも賢明なのは、とくに何も語らないことかも。得意気に小難しい解説を始めるヤツや、セブン-イレブンとか最近の世の中とかをここぞとばかりに批判しているヤツを横目でながめつつ、こっそり鼻の下に人差し指と中指を当てて「カトちゃんペッ」と呟くのも、また一興です。

関連キーワード

関連記事

トピックス

恒例のように「フリー転身」が噂される日本テレビの水卜麻美アナだが…
《夫婦で幸せ生報告》水卜麻美アナ電撃結婚で心配される『DayDay.』黒田みゆアナにのしかかる新番組のプレッシャー
NEWSポストセブン
今季のメジャーリーグでのプレーは大丈夫?(写真/EPA=時事)
2009年のイチローは開幕間に合わず…WBCメジャー組「それぞれの難局」大谷翔平は大丈夫か
週刊ポスト
『クイズ!ドレミファドン 春ドラマ豪華出演者が激突3時間SP』
放送続く『クイズ!ドレミファドン』 若年増の「イントロ離れ」の中、なぜ今イントロクイズなのか?
NEWSポストセブン
旧NHK党党首の立花孝志氏(左)とガーシーこと東谷義和氏(筆者撮影)
【ドバイに集うクセモノ日本人】ガーシーが最長10年居住できる「ゴールデンビザ」を取得した経緯
週刊ポスト
岩田絵里奈アナと結婚発表の水卜麻美アナ
日テレ・水卜麻美アナの電撃結婚の背景にあった「岩田絵里奈アナの“左遷人事”」
NEWSポストセブン
水卜麻美アナと電撃婚の中村倫也、「絶対に彼の良さは伝わる」事務所社長が信じ続けた俳優としての才能
水卜麻美アナと電撃婚の中村倫也、「絶対に彼の良さは伝わる」事務所社長が信じ続けた俳優としての才能
NEWSポストセブン
“体に入れるもの”にこだわっていた道端ジェシカ(時事通信フォト)
カエル毒、粘土を使って…道端ジェシカ容疑者「薬物逮捕」で注目される“特殊な健康志向”
週刊ポスト
不倫疑惑も報じられた篠田麻里子
《離婚成立》篠田麻里子、不倫疑惑で「地元福岡ドラマ」の出演が見送りになっていた 始球式務めたホークスとも離別
NEWSポストセブン
アナウンス力、ナレーション技術も高く評価される
中村倫也と電撃婚の水卜麻美アナ、ザワつかせた「結婚発表2週間前の号泣」ようやくわかったその胸中とは?
NEWSポストセブン
明菜
中森明菜が突如コメント「バカ殿」志村けんさんとのこと「どれだけダメ出しされても大丈夫」のアドバイスも
NEWSポストセブン
当時、唐橋は交際について「そっと見守ってください!」とコメント(2018年10月撮影)
《メガネを外した貴重シーン》唐橋ユミが表情トロン、結婚相手の映画監督とラブラブデート現場
NEWSポストセブン
「週刊ポスト」本日発売! 「夫婦の年金」「家族の相続」必勝法ほか
「週刊ポスト」本日発売! 「夫婦の年金」「家族の相続」必勝法ほか
NEWSポストセブン