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7pay騒動 恥ずかしい語り方、ちょっとは小粋な語り方

セブンペイをPRしたセブン-イレブン・ジャパンの永松文彦社長(時事通信フォト)

●「7pay騒動」のちょっとは小粋な語り方

 すでに上のように語ってしまった方は、たいへんお気の毒です。周囲は苦笑いしつつ、「うわ、おっさん臭っ!」「だからおっさんは……」とウンザリした気持ちを抱いたことでしょう。これから語る場合は、よかったら次のようなフレーズをご活用ください。

その1「決済システムの脆弱性というより、日本企業の脆弱性が露呈した感じだね」
その2「いやあ、使わない理由ができて助かったよ。ま、使えないだけなんだけど」
その3「こういうことがあると、あの人も風評被害を受けそうだね。林家ペー」

 その1は、なんか深いことを言っているように聞こえそうです。言われた側もボロが出ないように、たぶんしたり顔でうなづくだけで「えっ、どういうこと?」と突っ込んではこないでしょう。その2は、正直に弱みをさらすことで好感度を上げようという目論見です。その3は、なるべく深刻そうな口調で言うのがコツ。呆れられるかもしれませんが、半端で的外れなキャッシュレス社会批判をして呆れられるよりは、こういう発言で呆れられたほうが何百倍もマシです。

 ここまで書いておいて何ですが、もっとも賢明なのは、とくに何も語らないことかも。得意気に小難しい解説を始めるヤツや、セブン-イレブンとか最近の世の中とかをここぞとばかりに批判しているヤツを横目でながめつつ、こっそり鼻の下に人差し指と中指を当てて「カトちゃんペッ」と呟くのも、また一興です。

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