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女医がのむ市販薬 ガスター10、ロキソニンなどを重宝

現役女医が重宝している胃腸薬や鎮痛剤は?

「風邪薬はないですか?」。ドラッグストアのスタッフに尋ねると、「この棚から、あの棚までです」。膨大な種類の薬に呆然だ。本当に知りたいのは、「いちばん使いやすくて、効く薬はどれなの?」ということ。そこで、16人の女医に部門別で「必要な時に自分も使っている市販薬」を聞いた。医療の専門家がのんでいるのはどの薬なのか?

◎今回取材に応じていただいた女医のみなさん(五十音順)
いけした女性クリニック銀座院長・池下育子さん
内科医・石川小百合さん
松浦整形外科院長・井上留美子さん
やさしい美容皮膚科・皮フ科 秋葉原院院長・宇井千穂さん
在米医師の大西睦子さん
三河安城クリニック・加藤智子さん
三国歯科医院・加藤陽子さん
渋谷セントラルクリニック院長・河村優子さん
耳鼻咽喉科・木村聡子さん
あいこ皮フ科クリニック院長・柴亜伊子さん
金沢駅前ぐっすりクリニック院長・鈴木香奈さん
東邦大学医療センター大橋病院・高橋怜奈さん
デンタルオフィス新宿・長澤彩さん
医療法人康梓会統括院長・日比野佐和子さん
天神レディースクリニック院長・森智恵子さん
みやびクリニック形成外科院長・矢加部文さん

◆胃腸薬

女医がのんでいる胃腸薬ランキング

 胃腸薬部門ではほとんどの医師たちが『ガスター10』を推奨した。松浦整形外科院長の井上留美子さんの話。

「効き目がしっかりしています。処方薬と同じ効能があるので、病院が閉まっている週末や夜間のような緊急時には重宝しています」

 ただし、「よく効く薬」は諸刃の剣でもある。都内の総合病院に勤務する内科医が言う。

「強い胃痛がある時、ガスター10は強力な味方になってくれますが、胃酸を抑える効果が強い分、消化不良を起こすことがあります。少し胃が荒れた時は、まずはあまり強い成分が入っておらず、胃に優しい『太田胃散』をのみます」

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