ロキソニン一覧

【ロキソニン】に関するニュースを集めたページです。

体調が悪化した場合、自宅にあるかぜ薬などはむやみに飲まない方がいい(Ph:Getty Images)
新型肺炎に解熱剤がダメな理由、食べるべきはサムゲタン
 世界的に猛威を振るう新型コロナウイルス。すでに「水際対策」ではなく「蔓延期」──2月21日、日本感染症学会などが使った言葉が、事態の深刻さを物語っている。もはや感染拡大は前提といえる。あなた自身が、あるいは家族が発熱し、感染が疑われる場合、どう対処すればいいのか。大事なのは、重症化を避けること。そのために絶対にやってはいけないことがある。 秋津医院院長の秋津壽男さんは「いまは熱が出ても解熱剤はのむべきではない」と指摘する。「体が熱を発しているのは、体内で免疫が異物であるウイルスと闘っているからです。現在までのところ新型コロナウイルス感染による症状の6~7割は軽症で済むことが多く、自分の体力で打ち勝てる敵です。熱やだるさは体が“私に任せておいて”と伝えている信号なのに、それを無視して解熱剤を使って熱を下げてしまうと、体内の免疫力もダウンさせてしまい、その結果、重症化のきっかけを与えてしまいます」 解熱作用のあるロキソニンやボルタレンなどの鎮痛剤も、同様に体の症状を無理やり抑え込むため、服用すべきではないと秋津さんは続ける。 最も大きな問題は、こうした薬で本当の症状を隠してしまうことだ。新型コロナウイルスが疑われる条件の1つに「37.5℃以上の発熱が4日以上続く」とある。解熱剤で強制的に下げて外出することは危険極まりない。 実際に、感染が疑われる中国人観光客が解熱剤を使って空港の「体温監視」をくぐり抜けたことが、感染拡大を招いたという指摘もある。「新型コロナウイルスに感染しているなら、解熱剤や鎮痛剤で熱を下げても、ただのごまかしに過ぎません。他人にうつすリスクはもちろん、重症化を引き起こせば、取り返しのつかないことになるかもしれない。いまは発熱したら、とにかく様子を見ることです」(前出・秋津さん) ウイルス対策にと、抗生物質をのむことも大きな誤りだという。「過去にかぜなどで処方された抗生物質が自宅に残っていたからと、のむ人もいるかもしれません。抗生物質とは菌に効く薬で、ウイルスには効果がない。しかも無駄に抗生物質をのむと体内に耐性菌ができてしまい、実際に細菌に感染したときに抗生物質が効かなくなります」(前出・秋津さん) 体調不良になると栄養ドリンクをグビグビのみ干す人がいるが、これも逆効果になりかねないという。「しっかりと休息をとって栄養補給の一環として摂取するならいいですが、仕事の合間などに発熱や倦怠感を抑えるためにのんでもそれはごまかしているだけなので、効果はありません。むしろ疲労が蓄積して免疫力が低下し、重症化しやすくなります」(前出・秋津さん) アルコールや覚醒作用のあるカフェインにも注意。医療ガバナンス研究所理事長の上昌広さんが言う。「かぜの場合と同じく、発熱したら休息をとってこまめに水分摂取をすることが大事です。ただしカフェインやアルコールは刺激が強く体の負担になるため、コーヒーやお酒は控えた方がいいでしょう」 栄養補給には健康的でバランスのいい食事が大事だが、「元気をつけるには肉だ!」という考えは早計だという。「整った腸内環境は免疫力の源です。体力をつけたいからと焼き肉をガツガツ食べると弱っている腸内環境にかかる負担が大きく、免疫力が低下します。また激辛の食べ物も胃腸を不調にするので避けるべきです。腸内環境をよくするには発酵食品やお粥などお腹に優しいものを食べるといいでしょう。なかでもおすすめは、韓国料理のサムゲタンです」(前出・秋津さん) 新型コロナウイルスは未知の部分が多い。市販薬などに頼りすぎず、冷静に動きたい。※女性セブン2020年3月12日号
2020.02.29 07:00
女性セブン
薬をもらう時の疑問に医師が答える
「市販薬と処方薬の違いは?」ほか薬の疑問に現役医師が回答
 医者が書く本と言えば、「こうすれば治る!」と独自の治療法を紹介するものが多いが、発売1か月で3万8000部を突破したこの本は違うようだ。京都大学大学院医学研究科消化器外科医の山本健人氏が上梓した『医者が教える正しい病院のかかり方』は、病院にまつわる初歩的な疑問の数々に丁寧に答えた内容で、“気になっていたけど先生には聞きづらかった”と読者の共感を集めているという。 今回は山本氏が、「薬をもらうとき」の疑問3つに答えてくれた。 * * *【Q:先発薬とジェネリックはどう違う?】 ジェネリック医薬品とは、先発薬と同一の有効成分を同一量含み、同じ効果があると科学的に証明された薬です。最大のメリットはそれで値段が安いこと。 しかし注意が必要なのは飲みやすさなどを配慮して錠剤を小さくしたりする工夫がされたジェネリックなどでは、先発薬には使われていない添加物が配合されていること。そうした成分にアレルギーのある患者さんもいらっしゃいます。「オーソライズド・ジェネリック」という、添加物を含めて成分が先発薬とすべて同じというジェネリックを選べる場合もあります。【Q:市販薬と処方薬の違いは?】 処方薬のほうが効くようなイメージがあるかもしれませんが、市販の薬も同じ名前であれば成分は同じものがほとんどです。たとえば市販薬の「ロキソニンS錠」と処方薬の「ロキソニン錠」は同じです。ただし、同じ薬でも、成分量が違うというパターンがあります。 風邪薬の市販薬「パイロンPL顆粒」と処方薬の「PL配合顆粒」は市販薬のほうが成分量が少なく設定されています。市販薬は医師の処方箋を必要としないので、より副作用の危険がないようにとの配慮です。 風邪などで症状が軽いのであれば市販薬で様子を見る。治らなかったり症状が重ければ医師に相談して症状に合わせたピンポイントの薬を処方してもらうというのが賢い方法でしょう。【Q:処方薬が効かなかったら別の病院に行くべき?】 A病院で出された薬を服用していて効果がなかったので病院を変え、B病院で出された薬を服用したら症状が改善した。このような場合、A病院の医師に疑いを持つかもしれません。 もちろんA病院の医師の知識不足で不適切な処方をしてしまったというケースも考えられますが、多くはA病院で出された薬では効果が薄いという情報が手がかりとなってB病院の処方となっている。「後医は名医」と言われる所以です。 BでダメならC、Dと病院を変え続ける方がいらっしゃいますが、これではお金も労力も精神的な負担も大きく、患者さんの不利益は大きい。 医師と根本的に合わないと思うケースを除き、同じ医療機関に行くのが原則的には患者さんに有利になります。各々の患者さんの病状の変化を継続的に観察している医師のほうが最終的には正しい判断を下すことができるからです。※週刊ポスト2020年1月3・10日号医者が教える 正しい病院のかかり方 (幻冬舎新書)
2019.12.31 16:00
週刊ポスト
その飲み方、大丈夫ですか?
市販の風邪薬、目薬、痛み止め、胃薬それぞれのリスク
 処方薬より副作用が少ないとされる市販薬だが、医師の処方を受けない以上「飲むタイミング」は患者に委ねられる。“風邪はひき始めに治したほうがいい”と、軽い症状の段階で風邪薬(総合感冒薬)を服用すると、思わぬリスクにさらされる。セルフケア薬局の薬剤師・長澤育弘氏が指摘する。「痛み止め、咳止め、熱さましなど様々な成分が配合される風邪薬にはそのぶん様々な副作用のリスクがあり、風邪の病原体によっては、症状が悪化する怖れもあります。とくに高齢者は、大事な用事などで咳や熱を一時的に抑えたいときなどに服用を限定してください。服用して湿疹や嘔吐、かゆみなどが出た場合には、服用を中止したほうがよいでしょう」 花粉症などに効く抗アレルギー薬は、鼻水や皮膚の赤み、かゆみなどの症状を緩和する。「こちらは風邪薬と異なり、発症前の服用に予防効果が認められているため、処方薬なら花粉症のシーズン前から飲み始めるケースもありますが、市販薬なら鼻水などの症状が出始めてから対症療法的に服用することが大原則です。アレルギー症状を抑える一方で、服用すると副作用として眠気が生じる場合がある。特に、代謝能力が低下した高齢者だと酩酊に見舞われるケースもあります」(長澤氏)「効かなかったら即やめる」を心がけたいのが目薬だ。「注意すべきは、単に疲れ目に効くのではなく、『抗炎症』効果のある目薬です。結膜炎になったのに、“目が赤くなってかゆくなったから”と抗炎症の目薬を使うと、免疫機能を弱めてかえって目の中の菌が増殖してしまう怖れがあります。かゆくなった目に抗炎症の目薬をさして症状が悪化したら、すぐ利用をやめて眼科を受診したほうがよい」(長澤氏) 頭痛から歯痛まで使い勝手が良く、重宝しがちな痛み止め(鎮痛剤)だが、服用後に「胃の違和感」が出たら要注意だ。『知ってはいけない薬のカラクリ』の著者でナビタスクリニック川崎の谷本哲也医師が解説する。「代表的な痛み止めである『ロキソニン』は薬局で手軽に手に入る半面、消化性潰瘍を生じるリスクがあります。胃もたれ、胃痛が生じたら要注意です」 また、胃痛が生じた際に服用する市販の胃薬にも注意が必要となる。「中でも『H2ブロッカー』を配合した胃薬は、胃酸を抑えすぎることで殺菌力が弱まり、食中毒のリスクが増します。 こちらも、原則としては対症療法で使うものなので、市販薬であっても継続的な服用は避けるべき。服用した場合には、認知機能の低下やせん妄が起きる場合がありますが、服用を中止するとそれらの症状は改善します」(長澤氏)※週刊ポスト2019年11月29日号
2019.11.23 07:00
週刊ポスト
60代を過ぎたら痛風の薬も再検討を
女医がのむ市販薬 ガスター10、ロキソニンなどを重宝
「風邪薬はないですか?」。ドラッグストアのスタッフに尋ねると、「この棚から、あの棚までです」。膨大な種類の薬に呆然だ。本当に知りたいのは、「いちばん使いやすくて、効く薬はどれなの?」ということ。そこで、16人の女医に部門別で「必要な時に自分も使っている市販薬」を聞いた。医療の専門家がのんでいるのはどの薬なのか?◎今回取材に応じていただいた女医のみなさん(五十音順)いけした女性クリニック銀座院長・池下育子さん内科医・石川小百合さん松浦整形外科院長・井上留美子さんやさしい美容皮膚科・皮フ科 秋葉原院院長・宇井千穂さん在米医師の大西睦子さん三河安城クリニック・加藤智子さん三国歯科医院・加藤陽子さん渋谷セントラルクリニック院長・河村優子さん耳鼻咽喉科・木村聡子さんあいこ皮フ科クリニック院長・柴亜伊子さん金沢駅前ぐっすりクリニック院長・鈴木香奈さん東邦大学医療センター大橋病院・高橋怜奈さんデンタルオフィス新宿・長澤彩さん医療法人康梓会統括院長・日比野佐和子さん天神レディースクリニック院長・森智恵子さんみやびクリニック形成外科院長・矢加部文さん◆胃腸薬 胃腸薬部門ではほとんどの医師たちが『ガスター10』を推奨した。松浦整形外科院長の井上留美子さんの話。「効き目がしっかりしています。処方薬と同じ効能があるので、病院が閉まっている週末や夜間のような緊急時には重宝しています」 ただし、「よく効く薬」は諸刃の剣でもある。都内の総合病院に勤務する内科医が言う。「強い胃痛がある時、ガスター10は強力な味方になってくれますが、胃酸を抑える効果が強い分、消化不良を起こすことがあります。少し胃が荒れた時は、まずはあまり強い成分が入っておらず、胃に優しい『太田胃散』をのみます」◆鎮痛剤 とにかく早く効く『ロキソニン』と、成分が体に優しい『バファリン』が首位争いをする結果となった。1位を獲得した『ロキソニン』を、みやびクリニック形成外科院長の矢加部文さんはこう評価する。「仕事中に頭痛や生理痛になった時に、とにかく早く効果が出るので重宝しています」 一方、バファリン派のやさしい美容皮膚科・皮フ科 秋葉原院院長の宇井千穂さんは、「胃薬が要らない」という点を評価しているという。「処方薬の解熱鎮痛薬は胃を荒らしてしまうのが難点で、病院では胃薬が一緒に処方されます。その点、『バファリンA』は解熱鎮痛作用と胃への負担軽減を両立させていて、一緒に胃薬をのまなくてもいいので便利です。 また、バファリンは歴史の古い薬なので、症例数が多いところもいい。症例数が多いということはそれだけのんでいる人が多く、どんな副作用が出るかもわかりやすく、安心感があります」◆湿疹・皮膚炎役 首位を獲得した『ワセリン』は100年以上前から販売されている大ロングセラー薬である。在米医師の大西睦子さんが「皮膚の保護薬としても信用できる」と言うように、医師たちの信頼が厚い。以下はさまざまなジャンルの薬が票を分け合った。その理由を、宇井さんはこう分析する。「基本的に、のみ薬は処方薬の方が優れています。一方、塗るタイプの保湿剤は、お肌に合うものならば市販薬でも充分に効果のあるものが多いと感じます」※女性セブン2019年8月1日号
2019.07.22 16:00
女性セブン
事故物件に住み続ける芸人・松原タニシ
「事故物件住みます芸人」の周囲で起こる「超常現象」に本人は
 人口減少を背景に日本各地で空き家が増え続けており、問題視されて久しい。2013年の総務省の調査では、全国の空き家率は13.5%で過去最高となり、7戸に1戸は空き家という計算になる。空き家は景観悪化や倒壊の危険性のほか、防犯対策の面でも地域のマイナス要因になると言われている。 空き家を生む原因の一つが、自殺や他殺によって前の住人が死亡し心理的瑕疵のある「事故物件」。一般的には住みたがらない人が多いが、お笑い芸人の松原タニシ(37歳)は「事故物件住みます芸人」を名乗ってさまざまな事故物件に住み続けている。6年間に渡って事故物件に住み続けているタニシの周囲では、奇妙なできごとが多数起きているという。◆受話器から聞こえる「やめて……」の声「僕の所属している芸能事務所「松竹芸能」女性マネージャーFさんの話なんですが、電話での打ち合わせ中に急に慌て始めまして……」 こう切り出したタニシは、その顛末について語った。「彼女はもともと霊感は強いほうではなく、超常現象みたいなものは感じたことがなかったんです。でも、僕が2軒目の家に住み始めた頃、会社から電話をかけたら、電話の向こうでずっとパリンパリン、ガシャンガシャンと窓ガラスが割れるような音が聞こえてきたと言うんです。こちらは全然普通に聞こえているのに、Fさんは『聞こえますかー?』『大丈夫ですかー?』ってすごい大声で叫んでいました」 マネージャーの電話はノイズがひどく、かろうじて会話ができる程度の音量しか聞こえてなかったという。「それも1回だけじゃなくて、ほかの日の電話でもずっと同じ現象が起きていたそうです。でも、しばらく経ったら急にクリアに聞こえるようになったそうで、『ひょっとして、引っ越ししました?』と聞かれました。まさにその通りで、事故物件から離れた途端、トラブルはなくなったんです」 電話で奇妙なノイズ音を聞いたのは、F氏だけではない。コミック『ゼロから始める事故物件生活』(作・奥香織、小学館)を担当する編集者K氏も、同じような経験をしている。「Kさんは松竹芸能の大阪オフィスで僕と打ち合わせをしたあと、近くの喫茶店でアイスコーヒーを飲んでいたら、非通知で電話がかかってきたそうなんです。なんだろうと思って出ると、『もしもし……』という3歳児ぐらいの子供の声が聞こえてきたそうでして。言葉を覚えたてのつたない発音で、続いて『やめて……』と言われたそうです。その直後、電話は切れてしまったそうですが……」(タニシ)◆日常的に”憑依”されている? タニシに何かが乗り移っているかのような場面を見た人もいる。「僕のトークイベントを手伝ってくれたスタッフ5人ぐらいと一緒に、打ち上げで近くの居酒屋に行ったんです。テーブルに冷やしトマトが運ばれてきたので食べていたら、みんなが口をそろえて『えっ、タニシさん、トマト食べられるんですか? さっきまでトマト嫌いだから食べられない、焼きトマトだったらギリギリ食えるかもしれないけど、なんて言ってたじゃないですか!』って言うんですよ。僕、そんな話一言もしてないのに……」 タニシが“幽体離脱”をしているとも思える証言は、ほかにもある。テレビ番組でタニシに事故物件に住むことを勧めた北野誠氏は、こう語っていたという。「以前、高知県へロケに行った際、ホテルで北野誠さんの隣の部屋で寝ていたんです。僕はぐっすり寝ていたんですが、翌朝、朝ごはんを食べていたら誠さんから『夜中に壁をドンドン蹴ったり、朝5時ぐらいに何度も部屋を出入りしてたみたいやけど、何やったん?』と聞かれました。そんなはずはないので『いや、ずっと寝てましたよ。僕のベッド、誠さんの部屋と反対側にあるので、寝ながら蹴るはずがないです』と答えたんですが、そんなはずはない、じゃああれは何だったんだという話になりました」 そのときのロケは高知県の心霊スポットを次々とまわるもので、いったいどこで何の霊が取り憑いたのか、まったく分からないという。◆霊が口からあふれ出る タニシ氏に大量の霊が取り憑いているのかもしれないとの説は、ルポライターの村田らむ氏も語っていたという。「らむさんがうちに泊まりにきたときの話なんですが、朝起きたら『夜中にオエエッってすごい声出してましたけど、大丈夫でした? なんかえずいてましたけど』って聞かれたんです。『まじすか? 何ともないですよ』と返したんですが、確かに僕の声でえずいていたと言うのです」(タニシ) 目を覚ましたタニシ氏は浴室へシャワーを浴びに行ったが、村田らむ氏は、そこでも「オエエ、オエエッ」という苦しそうな声を聞いたという。「シャワーを浴びて部屋に戻ったら、『本当に大丈夫ですか? ずっとオエエって聞こえてましたよ!』と断言されました。寝ている間のことは分かりませんが、シャワーを浴びながらオエエなんて、絶対に言ってないのですが」(同) この事件の直後、タニシのもとには前述の北野誠氏から電話があり、思いもよらない忠告を受けたという。「誠さんが言うには、行きつけの神社の巫女から『タニシくんのなかに溜まっているものがあり、あふれかかっている』と言われたそうなんです」 悪霊のようなものがタニシの体内に大量に蓄積し、それが口からあふれ出て、嘔吐のような症状が出ていたというのだ。巫女の念力が通じたのか、しばらくすると周囲の人からの指摘は止んだ。「あと、後輩の華井二等兵からは『タニシさんの引っ越しを手伝って部屋に泊まったら、その後1カ月ぐらい謎の頭痛が止まらなくなりました。ロキソニンを飲んで、ずっと耐えていたんです』と言われました」 タニシと関わった人々は、こうして次々と謎の”怪奇現象”に遭遇している。だが、怪奇現象について本人はこう言い切っていた。「最初はしんどかったですが、事故物件をあえて受け入れるという意識を持って暮らしていると、少しずつ慣れてくる。これからも期限は決めずに住み続けますよ」【PROFILE】松原タニシ(まつばら・たにし)/1982年4月28日、兵庫県生まれ。松竹芸能所属。”事故物件住みます芸人”を名乗り、さまざまな物件を渡り住んでいる。昨年、初の著書である『事故物件怪談 恐い間取り』(二見書房)を発売。現在、『やわらかスピリッツ』にて『ゼロから始める事故物件生活』(作・奥香織、小学館)の原案を担当。今年3月には第1集が発売された。■取材構成・西谷格 
2019.05.25 16:00
NEWSポストセブン
高脂血症の薬について医師が解説
現役薬剤師が教える5大副作用「なぜ出る」「どう治す」
 日常生活のなかで何気なく出る“症状”は、薬の副作用によるものかもしれない。池袋セルフメディケーションの薬剤師・長澤育弘氏が警鐘を鳴らす。「よく起きるのが、『頭が重い、痛みが引かない』『口が渇く、のどがイガイガする』『胃がキリキリ痛む、ムカムカする』『お腹がゆるい、便秘が治らない』『頭がボーッとする、眠気が取れない』という5つの症状です。“そのうち治るだろう”と放置してしまうケースが少なくありませんが、薬を飲み続ける限り症状が改善することはなく、悪化することさえあります。その服用を止めない限り、症状がおさまることはありません」 薬の添付文書(説明書)には、それぞれ起こる可能性のある副作用が表示されているが、複数の薬を飲んでいる場合、原因となっている薬を特定するのは難しい。そこで、『週刊ポスト』2019年5月17・24日号では、上記の「5つの症状」について、副作用の原因となり得る薬を120品リストアップし、60歳以上の処方量が多い順に並べた『逆引きお薬手帳』を掲載している。「例えばロキソニンは、痛みの原因物質であるプロスタグランジンを抑えることで痛みを和らげる『NSAIDs』系の薬です。ところがプロスタグランジンには胃の粘膜を増強する働きもあるため、NSAIDs系薬で分泌を抑えられると、胃痛を引き起こすことがある。そのまま放置してしまい悪化すると胃潰瘍になる場合もあるので軽く考えてはいけません」(長澤氏)『逆引きお薬手帳』を見ると、漢方薬も数多くリストアップされている。長澤氏はこう注意を促す。「“漢方薬なら副作用の心配はない”というのは誤解です。とくに植物系の生薬の場合、アルカロイドというアルカリ性の物質が胃酸と反応して消化能力が低下することがあります」 歳を重ねるほど服用薬の種類は増える。多剤併用に陥っている人ほど、副作用による体調不良に悩まされるリスクは高くなる。「同じ薬を飲んでも、副作用の症状が出るかは個人差があります。例えば副作用として頭痛を引き起こす薬は非常に多いが、ひとつひとつを見れば実際に副作用が起こる確率はそれほど高くない。でも、7種類飲んでいる薬のうち5種類に頭痛の副作用の可能性があれば、それだけ“自分に合わない薬”が含まれているリスクが高くなります」(長澤氏)『逆引きお薬手帳』を見て、“いま悩んでいる不調は、この薬が原因かも”というものが見つかったら、どう対処すればいいのか。「自己判断で薬の服用を中止するのは絶対にいけません。副作用が出にくい代替薬はないか、あるいは減薬できないかを医師に相談してください。とくに副作用が出やすいのは、新しい薬を飲み始めたとき。医師に新しい薬を処方されたら、この『逆引きお薬手帳』を参照し、副作用の症状が出ていないかに注意を払うことが大切です」(長澤氏) どんな薬でも、効果とともに副作用のリスクがある。薬と上手に付き合うために、長澤氏監修の『逆引きお薬手帳』は参考になるだろう。※週刊ポスト2019年5月17・24日号
2019.05.09 16:00
週刊ポスト
医師が「私はのまない」と宣言する要注意な市販薬
医師が「私はのまない」と宣言する要注意な市販薬
「毒にも薬にもなる」という言葉がある。病気やつらい症状を治してくれる「薬」でも、効き目が強いがゆえに、服用の量や仕方を間違えたり、個人の体質と合わなかったりすることで、逆に体調を悪化させる「毒」にもなる。薬に精通する医師たちは、どんな薬に注意しているのだろうか。◆ロキソニンをのんで「黒い便」が出たら要注意 頭痛や生理痛などの時につい頼りたくなるのが、痛み止め。代表的な薬である「ロキソニン」には否定的な声が複数あがった。新潟大学名誉教授の岡田正彦医師はこう話す。「主成分の『ロキソプロフェン』は鎮痛効果がある半面、胃が荒れやすいので、病院では胃薬を一緒に処方します。市販品は胃を荒らさない工夫がされているというが心配は残る。自分ではのみません」(岡田さん) 健康増進クリニック院長の水上治さんも胃粘膜のダメージを心配する。「『ロキソニン』をのんで黒い便が出たら、胃から出血している疑いが。すぐに医師に相談してほしい」◆H2ブロッカー胃腸薬で食中毒になるリスクも 胃を守り、消化を助けてくれる胃薬も、ものによってはかえって胃を弱めてしまう。水上さんは「H2ブロッカー胃腸薬」をあげる。「ちょっとした胃痛や消化不良の時、胃酸を抑える『H2 ブロッカー』を配合した胃薬をのむのは、避けた方がいい。胃酸が減ることによって消化力が落ちるうえ、殺菌力も弱まる。その結果、食中毒を起こすリスクさえある。胃潰瘍になってしまったならともかく、少し胃が悪くなったからといってのむ薬ではありません」 女性の強い味方であるはずの便秘薬も、選び方次第ではかえって悪化の原因になる。東邦大学医療センター大橋病院・婦人科の高橋怜奈医師はこう話す。「私は『刺激性の便秘薬』は第一選択としては服用しません。大腸を刺激し、腸のぜん動運動を促すため即効性はありますが、その一方で依存しやすくなってしまう。慢性的に服用すると腸の自然な動きがなくなってしまい、最終的には、薬なしでは便はおろかガスも出なくなる。この状態になってしまうと治療はかなり難しいでしょう」 下痢止めも「基本的にはのまない」と回答する医師がいた。渋谷セントラルクリニック院長の河村優子さんが言う。「ノロウイルスやO-157だった場合、薬で下痢を止めると、ウイルスがいつまで経っても体外に出ていかない。これらの病気が原因ではなかったとしても、極力、食事内容を見直したり、漢方薬を使ったりして治療します」※女性セブン2019年3月21日号
2019.03.08 16:00
女性セブン
「重い荷物が持てない」のは、鎮痛・消炎剤などの副作用かも
「重い荷物が持てない」のは、鎮痛・消炎剤などの副作用かも
「薬に副作用があること」は誰もが知っている。しかし、いざ副作用が自分の身に生じたとき、ただちにそれが飲んでいる薬の副作用によるものだと気付く人は少ない。その理由として、医薬情報研究所取締役で薬剤師の堀美智子氏は、「そもそも副作用の初期症状が周知されているとは言い難い」ことを挙げる。だからこそ、薬の副作用について知っておくことは重要になる。「重い荷物が持てなくなった」「畑仕事で手足に力が入らない」──真っ先に思いつくのは筋力の低下だろう。老化現象の代表格ともいえる症状だが、症状が急に現われた時には注意が必要だ。「こうした症状は『横紋筋融解症』の副作用である可能性もあります。骨格筋の細胞が壊死することで、筋肉に痛みや脱力感を伴います。その際、血液中に溶け出した筋肉の成分(ミオグロビン)の影響で腎臓がダメージを受け、腎不全などの腎機能障害を引き起こす恐れがある。手足の脱力、筋肉痛のほか、尿の色がコーラ色に変わるといった症状にも注意が必要です」(堀氏) 横紋筋融解症の副作用がある薬には、高コレステロール血症の治療に使われる「クレストール」「ゼチーア」のほか、鎮痛・消炎剤として多用される「ロキソニン」などがある。前出・堀氏は「過剰に恐れてはいけない」とも注意喚起する。「最も危険なのは、副作用を恐れるあまり、自己判断で服用をやめてしまうこと。『副作用かも』と思ったら、必ず医師や薬剤師に相談してほしい」 正しい知識をもって薬と付き合うことが肝要だ。※週刊ポスト2018年8月10日号
2018.08.09 07:00
週刊ポスト
【名医が飲んでいる漢方薬】足のむくみに五苓散と芍薬甘草湯
【名医が飲んでいる漢方薬】足のむくみに五苓散と芍薬甘草湯
 医学が目覚ましい進歩を見せる一方で、いま「漢方」の力が見直されている。2000年以上の伝統を持ち、西洋医学の薬とは違った作用機序による効果が期待できる漢方薬を、様々な分野の名医たちが、改めて高く評価しているのだ。 では、どの漢方を、どんな状況・タイミングで飲めばいいのか。脳神経外科医の工藤千秋氏が「自分でも飲んでいる漢方」を明かす──。 * * * 私は30年ほど前から漢方薬を使っています。 脳外科の手術は10時間以上に及ぶ場合が多く、立ちっぱなしなので手術が終わると足がむくんだり、筋肉痛になったりする。 西洋医学の薬で対処しようとすると、鎮痛剤のボルタレンやロキソニンは胃痛などの副作用があるし、むくみを改善する他の処方薬にも頻尿や血圧の低下などの副作用があります。 そのため、副作用の少ない漢方薬の五苓散(ゴレイサン)や芍薬甘草湯(シャクヤクカンゾウトウ)で症状を緩和させるようになりました。 仕事の前にイライラが募ってしまった時は、落ち着いた状態で患者の前に出るために抑肝散(ヨクカンサン)を飲みます。夏バテ気味で食欲がなくなった時に飲む抑肝散加陳皮半夏(ヨクカンサンカチンピハンゲ)も、効果を実感しています。 漢方薬を飲んでうまくいく時は、調子が悪くなってから2~3日間の服用で症状が治まる。それ以上長引く場合は専門の医師の診察を受けることが大切です。●工藤千秋/60歳。くどうちあき脳神経外科クリニック院長。日本脳神経外科学会専門医。1985年、島根医科大学医学部(現島根大学医学部)卒業後、東京労災病院等を経て現職。※週刊ポスト2018年8月3日号
2018.07.29 07:00
週刊ポスト
【名医が飲んでいる漢方薬】首が痛い時には葛根湯と通導散
【名医が飲んでいる漢方薬】首が痛い時には葛根湯と通導散
 医学が目覚ましい進歩を見せる一方で、いま「漢方」の力が見直されている。2000年以上の伝統を持ち、西洋医学の薬とは違った作用機序による効果が期待できる漢方薬を、様々な分野の名医たちが、改めて高く評価しているのだ。 では、どの漢方を、どんな状況・タイミングで飲めばいいのか。整形外科医の清水伸一氏が「自分でも飲んでいる漢方」を明かす──。 * * * 患者からの悩みに応える上で、選択肢を増やそうと7~8年前から東洋医学の勉強を始めました。自分で試して効果を実感できたものを患者にも勧めています。 仕事柄、下を向いてカルテを書くことが多く、首が痛くなることが多い。以前は消炎鎮痛剤のロキソニンを飲んでいましたが、副作用である胃部の不快感が出てしまう。 そこでツムラの医療用漢方製剤の葛根湯(カッコントウ)と通導散(ツウドウサン)を朝晩の1日2回、食事の30分前に飲むようにしたところ、激しい痛みは出ることが少なくなりました。漢方で痛みが収まらない時だけ加えてロキソニンを飲むようにしています。 マラソンの練習で膝の半月板を損傷してしまった時も、ロキソニンに加えて防已黄耆湯(ボウイオウギトウ)を飲んだところ、腫れと痛みが引きました。 飲んでいるのは市販の液体ではなく、効果を得やすいとされる医療用の顆粒タイプ。食事が不味くならないよう、食事の直前ではなく30分前に飲むようにしています。●清水伸一/60歳。清水整形外科クリニック院長。日本整形外科学会専門医。1988年、埼玉医科大学医学部卒業後、茨城県立中央病院、埼玉県よりい病院等を経て現職。※週刊ポスト2018年8月3日号
2018.07.24 16:00
週刊ポスト
ロキソニンSやオロナインH軟膏らに新たに加わった副作用
ロキソニンSやオロナインH軟膏らに新たに加わった副作用
 知っているようで知らない薬の副作用リスクがある。一般に医療用医薬品の副作用は「医薬品添付文書」でチェックできる。問題は、薬の発売後に新たに発覚して「追加」として記載される副作用が多いことだ。 発売後に薬を処方した患者に副作用が出たら、その薬を製造した製薬会社や医師などが厚労省所管のPMDA(独立行政法人医薬品医療機器総合機構)に報告する。ここが医薬品と副作用の因果関係などを精査し、製薬会社への照会などを経て、厚労省が「医薬品添付文書の改訂」を製薬会社に指示する。だが問題はこの情報がなかなか患者に届かないことだ。 そこで本誌・週刊ポストは、国内の売上高上位100薬品(2016年度決算・日刊薬業調べ)と、高齢者の使用頻度が高い薬のうち、この4年間で副作用が「追加」された薬54種類をリストアップした(関連記事〈副作用が新たに見つかった有名薬、54種類全実名リスト〉参照)。 リストアップされたものは医師の出す処方薬(医療用医薬品)である。しかし、処方薬で副作用の改訂指示があった場合、同成分の市販薬(一般用医薬品)も改訂するよう指示される。 多くの人が服用している市販薬にもこの4年で新たな副作用が追加された。注意したいのは、市販薬は購入時に同封されている「使用上の注意」の中の「相談すること」という項目に新たな症状が追加されることだ。これが“副作用”を意味する。「文書の形式が違うため『相談すること』という項目に症状が記載されますが、ここに追加された症状は医療用医薬品と同じく、薬の副作用という意味です」(PMDA企画調整部広報課) 2016年3月に「使用上の注意」を改訂したのは解熱鎮痛剤の「ロキソニン」だ。同じ成分である市販薬の「ロキソニンS」も同様に指摘を受けた。医薬情報研究所の取締役で薬剤師の堀美智子氏が解説する。「『相談すること』の欄に『小腸・大腸の狭窄・閉塞』が追加されました。いわゆる腸閉塞のことで、最初は下痢が生じ、その後に激しい腹痛や吐き気が起きます。ガスや便が出なくなったら危険信号です」 腸閉塞は放置した場合、死に至ることもある。 風邪の諸症状に効く薬として知られる「ベンザブロックLプラス」の場合、同成分の処方薬に副作用が追加されたわけではなく、この薬単独で「急性汎発性発疹性膿疱症」が追加された。「高熱とともに全身が赤くなったり、赤い斑点や白っぽい膿みのようなぶつぶつが出現します」(堀氏) 切り傷ややけど、しもやけや水虫などに効く「オロナインH軟膏」は、同成分の処方薬「ヒビテン・グルコネート」、「デスパコーワ」などに2017年10月、「ショック(アナフィラキシー)」が追加されたのを受け、同じ副作用の明記を指示された。急激に生じるアレルギー反応で、口や手足の痺れから始まって次第に脈が弱くなり、血圧が急低下し、放置すると意識を失う怖れがある。 しかし、本誌が6月20日に薬局で購入したオロナインH軟膏の添付文書に「ショック(アナフィラキシー)」の文言はなかった。これについて製造販売元の大塚製薬工場は、「既に改訂後の添付文書を封入した製品を製造、出荷していますが、店頭の製品がすべて添付文書改訂後のものに置き換わるには時間を要することになります」(総務課広報担当)と説明する。 販売されている薬には、新たに追加された副作用が記載されていないものも存在しているということだ。 処方薬の場合でも、本誌記者が6月21日に薬局で受け取った鎮痛剤であるボルタレンの説明文書には、この4年間で追加された〈消化管の狭窄・閉塞〉に関する記載がなかった。処方薬に関する副作用の記載は各薬局に任されており、すべての副作用が明記されることはほとんどない。 ロキソニンSは第1類医薬品、オロナインH軟膏とベンザブロックLプラスは第2類医薬品に分類される。 同じ市販薬でも第1類医薬品は薬剤師が居なければ購入できず、第2類医薬品は薬剤師または登録販売者がいれば購入できることになっている。つまり、第2類医薬品は薬剤師経由で副作用を知ることなく使用する可能性が高い。◆薬剤師を活用 このように副作用の最大の問題は、一般患者への周知が遅れていることだ。医療ガバナンス研究所理事長で医師の上昌広氏が解説する。「すべての副作用を説明したら患者が不安になって薬の服用を拒否するかもしれず、それを避けるために医師が事細かな副作用の説明を行なわない傾向もあります」 活用したいのは薬剤師だ。「ほとんどの薬局はPMDAに登録していて、製薬会社からも随時情報が来るため、説明文書には書いてなくても薬剤師はアップデートされる副作用情報を把握しています。有害事象よりも圧倒的に効果が高いのが薬です。副作用を怖がりすぎるのではなく、副作用の情報には注意し、服用後に副作用が疑われる症状が出たり、少しでも不安に感じることなどがあれば、迷わず薬剤師に相談してほしい」(前出・堀氏) 過度ではなく“適度”に怖れるためにも、新たな副作用の情報を知っておきたい。※週刊ポスト2018年7月6日号
2018.06.28 07:00
週刊ポスト
鎮痛剤ロキソニン、処方薬と市販薬の値段の違いは?
鎮痛剤ロキソニン、処方薬と市販薬の値段の違いは?
 医療用の医薬品を服用するためには、まず病院や診療所で医師の診察を受けて処方箋を書いてもらい、薬局でその薬を調剤してもらう手順を踏まなければならない。 たとえば、鎮痛剤のロキソニンを処方してもらう場合、まず診療所で1060円、調剤薬局では薬代を含めて410円かかる。患者の負担は合計1470円だ(*)。【*診療所は初診の場合。調剤薬局は調剤基本料1、後発医薬品調剤体制加算1を算定。薬剤服用歴管理指導料はおくすり手帳持参の場合。薬剤はロキソニン錠60mgを12錠の価格】 一方、市販薬の「ロキソニンS」のメーカー小売希望価格は700円(税込)。診療所で処方してもらうより、770円安く手に入れられる。「ロキソニンSは、スイッチOTC医薬品と呼ばれるもので、もともと医療用だった薬を市販薬に転用したものです。医療用と同等の効能があるので病気の種類や症状によっては、市販薬を取り入れると医療費節約につながります」(薬剤師の水八寿裕さん) こうした市販薬の情報にも薬剤師は詳しいので、病院や診療所に行く前に調剤薬局に寄って利用する薬について相談するのもひとつの手段だ。※女性セブン2017年8月10日号
2017.08.03 15:00
マネーポストWEB
薬の「飲み合わせ」は危険なことも 医師に服用薬を伝えよう
薬の「飲み合わせ」は危険なことも 医師に服用薬を伝えよう
 歳を重ねるほど、どうしても薬を飲む機会も、その種類も増えていく。そうした日常生活に潜むリスクが「飲み合わせ」だ。 飲み合わせにより薬の作用が増強したり減弱することは「相互作用」と呼ばれ、医薬品の「添付文書」に書き示されている。 その一例が、頭痛薬などで処方される「ロキソプロフェン」(代表的な商品として『ロキソニン』がある)と躁うつ病などで処方される躁病薬「炭酸リチウム」の組み合わせだ。薬剤師の堀美智子氏が解説する。「解熱鎮痛薬として幅広く処方されるロキソプロフェンやイブプロフェンなどは腎臓に負担をかけるため腎機能を低下させることがあります。この影響で腎臓からの排出が抑えられた炭酸リチウムの血中濃度が上がって、中毒症状になる可能性がある。 実際に私の知る患者で、炭酸リチウム服用中に背中や腰の痛みを訴えて市販の痛み止めを服用し、意識がもうろうとして入院された方がいました」 注意すべき飲み合わせが生まれやすいシーンはいくつかある。たとえば精神科系で処方される薬だ。駅前の心療内科やクリニックが普及して高齢うつなども増加したことで、精神科系の医療機関を受診する人は少なくない。「その一方で、他科を受診した際に精神科の薬を服用していることを伝えない患者が少なくありません。そのため、他科の医師が飲み合わせを考慮できず、相互作用のある薬を処方することがある。 たとえばうつ病で処方される『フルボキサミン』などは注意が必要です。この薬は代謝酵素CYPIA2の働きを阻害しますが、その酵素で代謝される睡眠薬・ラメルテオンと併用すると、ラメルテオンの血中濃度が上がりすぎて問題になります」(堀氏) もちろんこの2剤も併用禁忌とされるが、前述したように、患者の自己申告がなければ見過ごされる危険性がある。 広範囲にわたって別の薬との飲み合わせに注意すべき薬もある。一例が「クラリスロマイシン」や「エリスロマイシン」など「マクロライド系の抗生物質」だ。 これらは感染症や炎症などで幅広く用いられる一方、併用禁忌や併用注意の薬剤が多いことで知られる。「睡眠薬として用いられるスボレキサントは、作用が著しく増強されるのでマクロライド系の抗生物質とは併用禁忌です。糖尿病薬として処方されるスルホニル尿素系血糖降下剤も併用すると効果が出すぎて低血糖になり、最悪の場合は意識障害を起こすリスクがある。この他にも抗凝固薬や抗不安薬などとも併用注意になっています」(堀氏) リスクがあるのに添付文書に禁忌や注意が記載されないケースもある。「モキシフロキサシン」「シプロフロキサシン」など感染症治療などに使われるニューキノロン系抗生物質と、喘息治療に使われるフェニル酢酸系消炎鎮痛薬は、その一例だ。「実は、モキシフロキサシンの添付文書には『フェニル酢酸系は併用注意(痙攣の恐れなど)』との記載がある一方、ピランテロールトリフェニル酢酸塩を含む吸入薬にはモキシフロキサシンなどについての注意が記載されていません。こうしたこともまれにあるのです」(堀氏)※週刊ポスト2017年7月7日号
2017.06.29 16:00
週刊ポスト
薬の飲み合わせ 抗凝固薬とアスピリンで脳出血に繋がる恐れ
薬の飲み合わせ 抗凝固薬とアスピリンで脳出血に繋がる恐れ
 歳を重ねるほど、どうしても薬を飲む機会も、その種類も増えていく。そうした日常生活に潜むリスクが「飲み合わせ」だ。 飲み合わせにより薬の作用が増強したり減弱することは「相互作用」と呼ばれ、医薬品の「添付文書」に書き示されている。 その一例が、頭痛薬などで処方される「ロキソプロフェン」(代表的な商品として『ロキソニン』がある)と躁うつ病などで処方される躁病薬「炭酸リチウム」の組み合わせだ。薬剤師の堀美智子氏が解説する。「解熱鎮痛薬として幅広く処方されるロキソプロフェンやイブプロフェンなどは腎臓に負担をかけるため腎機能を低下させることがあります。この影響で腎臓からの排出が抑えられた炭酸リチウムの血中濃度が上がって、中毒症状になる可能性がある。 実際に私の知る患者で、炭酸リチウム服用中に背中や腰の痛みを訴えて市販の痛み止めを服用し、意識がもうろうとして入院された方がいました」 重い病気に処方される薬にも気を配りたい。代表例が抗凝固薬だ。「心房細動などで脳卒中や心筋梗塞などを起こした、または起こしそうな人が、血栓ができて大事に至ることのないよう用いるのが抗凝固薬です。命に関わる病気のため医師はこの薬の使用を優先し、飲み合わせ相手の薬を変えるよう指示することがあります。こうしたケースで、まだ前にもらった薬が残っているからなどの理由で変更前の薬を自己判断で飲み続けるのは避けるべき」(堀氏) ドラッグストアなどで手軽に買える市販薬でも、処方薬と同じ有効成分が含まれているものがある以上、要注意だ。「代表的な抗凝固薬である『ワルファリンカリウム』を服用中に『アスピリン』入りのかぜ薬を飲むと、血を固まりにくくする作用が重なって脳出血につながる恐れがあります。 喘息の治療薬として用いられる気管支拡張薬の『テオフィリン』には狭くなった気管支を拡張する作用がありますが、乗り物酔いを防ぐ市販薬の咳止めの一部にテオフィリンが入っていて、飲み合わせで作用が増強されてしまいます」(堀氏)※週刊ポスト2017年7月7日号
2017.06.29 07:00
週刊ポスト
「薬と薬」の飲み合わせ 重大な医療事故に発展する恐れも
「薬と薬」の飲み合わせ 重大な医療事故に発展する恐れも
 歳を重ねるほど、どうしても薬を飲む機会も、その種類も増えていく。そうした日常生活に潜むリスクが「飲み合わせ」だ。 本誌・週刊ポストではこれまで2度にわたって「納豆が抗凝固薬の作用を弱めてしまう」「グレープフルーツジュースと頭痛薬を一緒に摂ると薬の作用が強く出すぎる」「ビタミンCのサプリは糖尿病治療薬の作用を強めてしまう」といった見逃されがちなリスクをレポートし、大きな反響が寄せられた。 今回、触れておかなければならないのが、「薬と薬」の飲み合わせだ。薬剤師の堀美智子氏が解説する。「口から飲んだ薬は腸で溶けて吸収され、肝臓を通って全身に行き渡ります。その際、複数の薬を一緒に飲むと、体内を循環する過程で薬同士が作用を打ち消し合ったり、逆に作用が重なって効果が増強されることがある。その結果、薬が効きすぎたり、逆に効かなかったりして、体に思わぬ悪影響を及ぼすことがあります」 飲み合わせにより薬の作用が増強したり減弱することは「相互作用」と呼ばれ、医薬品の「添付文書」に書き示されている。 その一例が、頭痛薬などで処方される「ロキソプロフェン」(代表的な商品として『ロキソニン』がある)と躁うつ病などで処方される躁病薬「炭酸リチウム」の組み合わせだ。「解熱鎮痛薬として幅広く処方されるロキソプロフェンやイブプロフェンなどは腎臓に負担をかけるため腎機能を低下させることがあります。この影響で腎臓からの排出が抑えられた炭酸リチウムの血中濃度が上がって、中毒症状になる可能性がある。 実際に私の知る患者で、炭酸リチウム服用中に背中や腰の痛みを訴えて市販の痛み止めを服用し、意識がもうろうとして入院された方がいました」(堀氏) こうした「薬と薬」の飲み合わせの問題は、専門家である医師のチェックを経ているはずの処方薬同士でも起きることがある。 場合によっては重大な医療事故に発展するかもしれない事例を全国8800以上の薬局から収集し、原因を分析して注意喚起する事業がある。公益財団法人・日本医療機能評価機構の行なう「ヒヤリ・ハット事例収集分析事業」だ。事例はネットで公表されて閲覧できる。 2017年3月に報告された事例では、風邪で内科を受診してマクロライド系抗生物質「クラリス錠」を処方された50代女性に対して、調剤薬局の薬剤師が他の服用薬を確認すると、睡眠薬「ベルソムラ錠」があった。「クラリス錠」と「ベルソムラ錠」は併用禁忌であり、一緒に服用すると睡眠薬のほうの作用が著しく増強されてしまうのだ。薬剤師が処方医に照会を行ない処方が他剤に変更された。事例データベースでは医師による確認漏れが発生要因と記されている。 こうした確認漏れが起きる一因としては、複数の科を受診したことによって、医師の目が行き届かないという点が挙げられる。「この50代女性のように精神科に通っているなかで内科や整形外科に行くなど、多くの診療科を受診し、違う医師から処方を受ける機会が増えると、それぞれの医師が全ての薬を把握することが難しくなり、飲み合わせの被害が生じやすくなります。 お薬手帳を持たない人が少なくありませんが、自分がかかっている医師や薬を出してくれる薬剤師らに服薬中の薬を全て把握してもらうことが大切です」(堀氏)※週刊ポスト2017年7月7日号
2017.06.26 11:00
週刊ポスト

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