芸能

『ルパンの娘』深田恭子がハマる理由は「浮世離れ感」にあり

圧倒的な存在感を放つ深田恭子(番組公式HPより)

  深田恭子の“泥棒スーツ姿”も話題を集めるラブコメドラマ『ルパンの娘』(フジテレビ系)。視聴率はまだ一桁だが、すこぶる評判がいい。主演の深田恭子の魅力についてコラムニストのペリー荻野さんが解説する。

 * * *
 日本人はランキングが大好きと言われるが、「期待を裏切らない浮世離れ女優ランキング」があれば、間違いなく頂点でにっこりするのは深田恭子である。

 新ドラマ『ルパンの娘』でも、思いっきり期待を裏切らない存在感を見せつけている。
 図書館で働く三雲華(深田)は、実は悪党のみを狙う謎の大泥棒家族「Lの一族」の娘。その恋人・桜庭和馬(瀬戸康史)は一族全員警察官という家柄だった。ロミオとジュリエットの悲恋話…かと思ったら、毎回、とんでもない悪党が出てきて、Lの一族は彼らからお宝をいただくことに。

 おっとりしたお嬢様姿だった華は、バラ色のボディスーツにハイヒール、仮面舞踏会かと思うようなアイマスクで怪盗に変身! 同様にゴージャス泥棒姿になったパパ(渡部篤郎)とママ(小沢真珠)、錠前破り名人のお祖母ちゃん(どんぐり)とともに現場に急行するのである。悪あがきする悪党には、容赦なくヒールでキックをかます華。その横ではパパとママがにこにこと宝石をかき集めているよ…。

 多くの人は華の姿を見て深田の「当たり役」を思い出したに違いない。映画『ヤッターマン』のドロンジョ様。ヤッターマンと戦う悪の集団ドロンボー一味のリーダーである彼女は、黒い革のボディスーツに、逆三角形のマスクというセクシーな悪女。手下のボヤッキーやトンズラーには「このスカポンタン!!」とパワハラの日々だ。深田ドロンジョはアニメイメージそのままで驚いたが、そのハイヒールが実に18cmで、マスクと合わせると身長が2mにもなると聞いて、またびっくりしながら、なぜか笑えた。

 そして、ヤッターマンにやっつけられ、髪もスーツも焼けこげながら「ヤッターマンめ、いっつもいっつも!悔しい!!」と自転車で逃げていくドロンジョは、見事「第52回ブルーリボン助演女優賞」「第16回東京スポーツ助演女優賞」を獲得。この役で…。心からお祝いしたいと思ったものである。

関連記事

トピックス

二宮が大河初出演の可能性。「嵐だけはやめない」とも
【全文公開】二宮和也、『光る君へ』で「大河ドラマ初出演」の内幕 NHKに告げた「嵐だけは辞めない」
女性セブン
新たなスタートを切る大谷翔平(時事通信)
大谷翔平、好調キープで「水原事件」はすでに過去のものに? トラブルまでも“大谷のすごさ”を際立たせるための材料となりつつある現実
NEWSポストセブン
4月3日にデビュー40周年を迎えた荻野目洋子
【デビュー40周年】荻野目洋子 『ダンシング・ヒーロー』再ヒットのきっかけ“バブリーダンス”への感謝「幅広い世代の方と繋がることができた」
週刊ポスト
品川区で移送される若山容疑者と子役時代のプロフィル写真(HPより)
《那須焼損2遺体》大河ドラマで岡田准一と共演の若山耀人容疑者、純粋な笑顔でお茶の間を虜にした元芸能人が犯罪組織の末端となった背景
NEWSポストセブン
JR新神戸駅に着いた指定暴力団山口組の篠田建市組長(兵庫県神戸市)
【ケーキのろうそくを一息で吹き消した】六代目山口組機関紙が報じた「司忍組長82歳誕生日会」の一部始終
NEWSポストセブン
元工藤會幹部の伊藤明雄・受刑者の手記
【元工藤會幹部の獄中手記】「センター試験で9割」「東京外語大入学」の秀才はなぜ凶悪組織の“広報”になったのか
週刊ポスト
映画『アンダンテ~稲の旋律~』の完成披露試写会に出席した秋本(写真は2009年。Aflo)
秋本奈緒美、15才年下夫と別居も「すごく仲よくやっています」 夫は「もうわざわざ一緒に住むことはないかも」
女性セブン
小野寺さんが1日目に行った施術は―
【スキンブースター】皮下に注射で製剤を注入する施術。顔全体と首に「ジュベルック」、ほうれい線に「リジュラン」、額・目尻・頰に「ボトックス」を注入。【高周波・レーザー治療】「レガートⅡ」「フラクショナルレーザー」というマシンによる治療でたるみやしわを改善
韓国2泊3日「プチ整形&エステ旅行」【完結編】 挑戦した54才女性は「少なくとも10才は若返ったと思います!」
女性セブン
森高千里、“55才バースデー”に江口洋介と仲良しショット 「妻の肩をマッサージする姿」も 夫婦円満の秘訣は「お互いの趣味にはあれこれ言わない」
森高千里、“55才バースデー”に江口洋介と仲良しショット 「妻の肩をマッサージする姿」も 夫婦円満の秘訣は「お互いの趣味にはあれこれ言わない」
女性セブン
【初回放送から38年】『あぶない刑事』が劇場版で復活 主要スタッフ次々他界で“幕引き”寸前、再出発を実現させた若手スタッフの熱意
【初回放送から38年】『あぶない刑事』が劇場版で復活 主要スタッフ次々他界で“幕引き”寸前、再出発を実現させた若手スタッフの熱意
女性セブン
【悠仁さまの大学進学】有力候補の筑波大学に“黄信号”、地元警察が警備に不安 ご本人、秋篠宮ご夫妻、県警との間で「三つ巴の戦い」
【悠仁さまの大学進学】有力候補の筑波大学に“黄信号”、地元警察が警備に不安 ご本人、秋篠宮ご夫妻、県警との間で「三つ巴の戦い」
女性セブン
《視聴者は好意的な評価》『ちびまる子ちゃん』『サンモニ』『笑点』…長寿番組の交代はなぜスムーズに受け入れられたのか?成否の鍵を握る“色”
《視聴者は好意的な評価》『ちびまる子ちゃん』『サンモニ』『笑点』…長寿番組の交代はなぜスムーズに受け入れられたのか?成否の鍵を握る“色”
NEWSポストセブン