◆屋外水泳会場で「大腸菌」大量検出
屋外水泳会場の汚染も懸念されている。
8月11日、東京・お台場海浜公園で行なわれた「マラソンスイミング」のテスト大会では、参加選手から「くさい。トイレみたいな臭いがする」と苦情が上がった。
「お台場会場は水質改善の必要性が指摘されています。東京都と組織委員会が2017年に行なった水質調査では、国際競技団体の定める基準値の21倍もの大腸菌が検出されている」(前出・五輪担当チーフ)
東京オリンピック組織委員会戦略広報課は「直近1週間は国際競技団体の基準よりもはるかに良い水質であったことが確認されています。来年の五輪本番までにはさらに万全を期すため、大腸菌類の流入抑制に高い効果が認められている3重の水中スクリーンを設置する予定です」と説明する。
しかし風雨によって汚水が流れ込むため、「大雨が降った翌日以降は晴天時に比べ大腸菌が増加する傾向にあることは事実」(同前)としている。
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