日本の猛プッシュで2008年北京五輪以来の復活を果たした野球・ソフトボール。どちらもメダルが期待できる種目だが、一方で台風がやってくれば日程を消化できないリスクも高い。東京都の招致活動で推進担当課長を務めた経験のある鈴木知幸・国士舘大学客員教授がいう。

「野球の競技会場は『横浜スタジアム』と『福島あづま球場』の2か所が予定されているが、いずれも屋外球場。野球の決勝は閉会式前日に予定されているため、悪天候が続けば決勝までの日程を消化できないリスクもある。雨風をしのげるドーム球場が使えればいいのですが……」

 組織委員会は「練習会場等を代替施設として競技を実施する可能性もある」(戦略広報課)とコメント。

 雨天中止が続けばダブルヘッダーで対応する手もあるが、甲子園も顔負けの過密日程に投手陣が悲鳴を上げるかもしれない。

※週刊ポスト2019年8月30日号

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