景気の良いときは高級な下着が、また景気が不安定なときはシンプルで安価なものが流行する。
「現代は実際のカップサイズよりも『小さく見せるブラ』、ワイヤーを用いずしっかり立体的に胸の形を保つ『3Dブラ』がトレンドです。今後当面は安価で楽な、それでいて補正効果のあるブラジャーが流行するでしょう」(青山氏)
1964年の東京オリンピックから様々な背景とともに変化してきた日本の女性下着。来年、再び東京オリンピックを迎えるにあたり、また新しい歴史を作るのかも知れない。
◆取材・文/山田鍵
※週刊ポスト2019年9月13日号