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二次がんのリスク 早期発見には遺伝子検査などが有効か

遺伝子検査も有効だ

 がん治療を乗り越え、新たな人生の門出を迎えた頃に「二次がん」が発覚――。転移や再発ではない「新たながん」の研究が近年進んでいる。遺伝子レベルでの体質や環境要因など、さまざまな条件で起こるという「二次がん」の本当のリスクとは…。

 がんになった人が、数か月や数十年経って新たに別のがんになった場合、2つ目のがんのことを「二次がん」という。だからこそ、近年、小児がん経験者や、AYA世代といわれる15~30才前後の若年がんの経験者へのフォローの在り方に注目が集まっている。

 がんの治療を終えて日常生活に戻った後に、進学や結婚、就職を迎えるがんサバイバーを支援しようとする動きだ。今年8月、小児がん患者の二次がんの早期発見や治療などを目的とする信州大学付属病院の「HOPEFUL外来」新設もそうした動きを後押しするものだといえる。

 信州大学医学部教授で小児医学教室の中沢洋三さんは、小児がんの患者と向き合う中で、HOPEFUL外来の必要性を感じてスタートさせた。

「きっかけは20年前、私が最初に担当した小児がんの患者さんです。すっかり治ったと思っていたら、10年ぶりに再会した際に、別のがんになったと言うのです。成人して間もない頃に二次がんになり、就職に大きな影響が及んでいました。その時、がんは治療するだけでなく、素因を診なければならないと感じました」(中沢さん・以下同)

◆二次がんが治っても3度、4度とがんになることも

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