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食品添加物を見抜くための「原材料表示」の読み解き方

食品添加物は原材料表示でチェック

 忙しい現代社会において、口にする食べ物をすべて自給自足でまかなうのは不可能な話。便利な加工食品や市販の総菜などに頼ることは決して悪いことではない。しかし、そこには少なからず食品添加物が含まれており、そこに思いがけない危険が潜んでいるかもしれない。

 加工食品に何が入っているかを知るために重要なのが、原材料表示だ。ここにはメインとなる食材や調味料などの原材料と食品添加物を含めたすべての名称が原則として表示されている。その読み解き方を確認しよう。

【チェック1】使われている量が多い順に記載
 原材料表示には、使われているものが原則として表示されている。表示順は原材料の使用量の多い順、そのあと添加物の使用量の多い順と続く。

【チェック2】添加物は「/」の後ろを確認
 添加物は原材料の後ろにまとめて記載される。「/」以前が原材料、以降が添加物となる。商品によっては、原材料より多く添加物が使われているものも。

【チェック3】一括名で表示される添加物も
 複数を組み合わせることで目的の効果を発揮する添加物もあり、一括名での表示が認められている。「pH調整剤」「乳化剤」「イーストフード」など全部で14種類ある。

【チェック4】用途と物質名の併記が必要な添加物もある
 消費者の関心が高い添加物は、使用目的や効果と物質名を併記し、わかりやすく表示することが定められている。甘味料、着色料、保存料、増粘剤(安定剤、ゲル化剤)、酸化防止剤、発色剤、漂白剤、防カビ剤の8種が該当。

【チェック5】表示を省略できるものもある
 加工の過程で用いられたものの、最終的にできた食品に影響を及ぼさないほど微量しか残存していない場合などは、添加物の表示が免除される。

 正しい原材料表示の見方を把握することで、その加工食品に何が含まれているのか、しっかり確認しよう。

※女性セブン2019年9月26日・10月3日号

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