東京では、億当たり日本一の西銀座CCなど有名売り場が多いが、山口氏がとりわけ注目するのは池袋東口西武線駅構内売場である。

「1945年の最初の宝くじから販売を続ける歴史ある売り場です。今年のサマージャンボで1等前後賞7億円を出すなど、大きなツキが集まっている」(同前)

 関西では増税の年に強いのが京都だ。

「注目は地下鉄烏丸線京都駅にある地下鉄京都CCでしょう。2000年以降、1億円以上の高額当せんの累計額が63億円。京都の玄関口の売り場として観光客にも人気があります。売り場には“万願寺一唐(等)辛子”のオブジェがあり、『幸運を招く』『御利益がある』と人気です」(同前)

◆“宗像の奇跡”が再び

 中国地方でズバ抜けて強いのが広島だ。1989年の1等当せん本数は前年の13本から16本と大きく伸ばした。広島県は今年のドリームジャンボでも1等・前後賞5億円を2本出している。

「そのうち1本が廿日市ゆめタウンCCから出ています。厳島を望む地元スーパーのゆめタウン廿日市の敷地内にあり、昨年11月に“招福しゃもじ”を店頭に置いたところ、ドリームジャンボで1等・前後賞5億円が出た。宝くじファンはこぞって、しゃもじに宝くじをスリスリしています」(同前)

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