「雰囲気作りが難しい現場に追い打ちをかけるような情緒を破壊する行為です。素人が目視したところで正確な診断ではないですしね。
コンジローマの件は同じ男優として恥ずかしい限りですが、検査の問題点も感じます。この業界は“女尊男卑”が根強いんです。男優は検査機関まで指定されているのに、女優はどこで受けてもいい。男優が指定された病院は顔写真付きの身分証が必要ですが、初めての女優は替え玉検査だって可能ですし、検査としての信用度が落ちます。最終的にはそれぞれの倫理観を信用するしかないのです」
「安全」を巡る業界の模索は続く。
※週刊ポスト2019年10月11日号