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2019.10.06 07:00  週刊ポスト

今や馬券売上の約70%、ネット投票の利点は反省できること

ネット投票で自宅が「ウインズ」に

 競馬場の入場者は平成8(1996)年に1411万人とピークを迎えたが、13(2001)年には1000万人の大台を割り、昨年は626万人ほど。しかし、競馬はいまやどこにいてもできるようになっている。競馬歴40年のライター・東田和美氏が、インターネット投票の来歴と現在について解説する。

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 ウインズが全国各所に新設されるのと並行して、在宅投票の普及にも力が入れられた。電話投票の加入者公募が始まったのは昭和51(1976)年。コード入力による投票もあったが、プッシュホン自体の普及率が低く、多くはオペレーターに買い目を口頭で伝えるものだった。

 その後徐々にシステムを整え、平成3年には、パソコンや専用端末から電話回線経由で投票するPAT方式がスタート、7年に加入者50万名で売上5000億円、10(1998)年には100万名で1兆円を超えるまでになった。一時は専用端末やゲーム機、あるいはコンビニエンスストアに設置された共同端末などを利用する方式も登場した。携帯電話にも対応するようになり、平成20(2008)年、ついに電話・ネットによる売上が過半数を超える。

 それまで後半4レースのみの発売だった三連単が全レースで発売されることになったことと関係しているのかもしれない。その後はスマホの普及も後押しして、現在ではおよそ420万人が電話・インターネット投票会員となっており、その売上は全体の70%近くを占めている。開催競馬場での売上は5%、ウインズも26%と少数派になってしまった(「中央競馬のあらまし」より)。

 入会にあたって特別な審査があるわけでもなく、「即PAT」ならば、指定の銀行に口座があればいいが、日常の生活費と別々にしたい場合は、専用口座を使う「A-PAT」にするという方法がある。ネットならばWIN5や海外馬券も購入可能。競馬場でもWi-Fiが完備され、パソコンやスマホによる購入者も多くなった。

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