「菅田将暉さん(26才)の両親も池川さんの講演に来ていました。子育ての相談もしていたそうです。芸能人や企業の社長など子供が有名になったことで“どうして私たちのような普通の家にこんなにすごい子供が生まれてしまったのか”と悩むかたは少なからずいるそうです。木村拓哉さん(46才)のお母さんも池川さんの元を訪れたこともありました」(芸能関係者)
池川さんが提唱する胎内記憶とは、「母親の胎内にいた時や出産時の記憶」のこと。 欧米では1980年代から胎児や新生児の能力に関する研究が進んだが、日本では一般に波及することはなかった。
池川さんが胎内記憶に関する調査を本格的に始めたのは約10年前。当初は「胎児に記憶なんてあるわけがない」と失笑されたが、調査を進め、2002年から翌年にかけて長野県諏訪市と塩尻市のすべての公立保育園でアンケートを実施。すると回答した1620件のうち約3割の子供に胎内記憶があることがわかった。そのうち、言葉が話せるようになって間もない2~4才の子が圧倒的に多かった。
子供たちの胎内記憶は、「暗くてあたたかかった」「水のなかに浮かんでいた」というぼんやりしたイメージが多かったが、なかには明確な記憶を持つ子供もいた。
例えば4才の女児は“胎児時代”を思い起こして、「ママが『痛い』って言ったから、かわいそうだと思って動くのをやめたの」と語った。実際に、この女児の母親は妊娠中に胎動が少なかったという。
さらに調査を進めると、“胎児になる前”の記憶を持つ子が多数報告された。池川さんはこの記憶を「前世の終了時から受精までの『中間生記憶』」と名づけた。
池川さんの著書『ママのおなかをえらんできたよ。』(二見書房)では、こんな中間生記憶の例が紹介される。
《生まれる前、雲みたいなところにいたのをおぼえている。光があたり、ピンク、緑、白色の混じったボールに乗っている感じだった》
《ぼくね、雲の上にいてね、あー、あそこの家がとってもいいな おにいちゃんたちがいていいな 行きたいな、と思ってたんだよ。だからぼく、ここへきたんだよ》
池川さんはこれまでの研究を踏まえ、本誌・女性セブンの取材にこう答えた。