芸能

藤原竜也と鈴木亮平「小学生役もこなす」俳優たちのプロ意識

爽やかに現れた藤原竜也

 2人の人気俳優・藤原竜也(37)と鈴木亮平(36)の10年ぶり共演で話題の舞台『渦が森団地の眠れない子たち』。10月20日に東京・新国立劇場での公演が千秋楽を迎え、現在は11月17日まで全国公演中だ。その初日の舞台後の様子をキャッチした。

 白いTシャツにリュック、胸元にはサングラスをかけて現れたのは藤原。初日の緊張感から解放された安堵感からか、爽やかな表情で劇場を後にした。一方の鈴木は、白いTシャツにサンダル履きのラフな格好。手にはファンからのプレゼントだろうか、小さな紙袋を手に、スタッフの車へと足早に乗り込んだ。

 今回の舞台で2人が演じているのは、なんと小学生。初日前日の囲み取材では、藤原が「亮平君は『若い、若い』って言われるけど、コルセットを巻いて芝居に出てたりして、そういう年になってきたのか」と、役柄と年の差のギャップを暴露した。一方の藤原については、脚本家の蓬莱竜太氏が「いたずら好きなんですよ。『やめなよ』と言った直後にやったり」と、役そのもののヤンチャな裏側を明かしていた。

 それにしても、25歳ほども下の小学生役とは……ところが、2人ともしっくりきているという。演劇メディア関係者が語る。

「藤原さんは鼻歌まじりで自転車を乗り回したり、わめき散らしたりと、舞台上では悪ガキそのもの。鈴木さんは語り部的な役割もあって落ち着きもありますが、感情をあらわにし始めてからは子供感が全開。なんでも、鈴木は近所の子を観察してイメージを高めたとか」

 もともと2人の徹底した役作りには定評がある。藤原は1997年、故・蜷川幸雄氏演出の舞台『身毒丸』で、15歳でデビュー。役に対するストイックさと集中力で蜷川氏もお気に入り役者となった。映画『カイジ 人生逆転ゲーム』ではキレ芸を披露。公開中の『Diner ダイナー』でも、ぶっ飛んだ殺し屋を怪演している。「藤原竜也は天性の俳優」と絶賛する制作関係者も多い。

鈴木は笑顔でファンに対応する

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