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増毛法は使い始めると馴染むもの、眼鏡と同様に体の一部に

進化する増毛(写真/アフロ)

 いつの間にか変わってしまった夫の容姿。日に日に髪が薄くなり、その変貌になんと声をかけたらいいやら……。そんな妻の“気遣い”に密かに傷ついている夫もいるらしい。気になる男の薄毛について調べてみた。

 まずは、本誌・女性セブンのメルマガサイト「セブンズクラブ」で読者474人に夫の薄毛問題に関するアンケートを実施。

 今回、アンケートに回答してくれた読者の夫の年齢は、20代が2%、30代が9%、40代が22%、50代が35%、60代が23%、70代が8%、80代が1%だった。

 アンケートに回答してくれた読者の夫の年齢は、 80%が40~60代だったが、気になる髪のボリュームは「普通」「やや少ない」がそれぞれ29%と最も多かった。しかし「少ない」が15%、「非常に少ない」が9%と2割強の妻が“夫の髪の少なさ”を感じている結果となった。

 男性用かつらは、時に“ヅラ”と揶揄され、帽子のようにかぶるといったイメージが根強い。だが、現在は髪のない(少ない)部分をカバーする増毛法が主流となっている。

「毛穴や産毛の再現、髪の根元を地肌と同系色にするといった最新技術を駆使し、間近で見ても自髪との境がわかりません」と言うのは、日本毛髪科学協会の毛髪診断士認定指導講師であり、『アデランス』の研究開発部次長の伊藤憲男さんだ。

 アデランスの『フリーダム』というオーダーメード商品は、髪のない(薄い)部分に超ごく薄のシートを装着する。

「見た目のナチュラルさに加え、触っても違和感はありません。だから、私も見抜けないかもしれません」(伊藤さん・以下同)

『フリーダム』の価格は、つけるサイズによって異なるが、ベーシックタイプ(2セット)は初年度で17万4000円~(2年目以降は15万6000円~)。月1万円台から始められる

 つけ外しの必要もなく、月に1度、専用サロンでメンテナンスをするだけ。自髪感覚なのでシャンプーもドライヤーも整髪料もOK。もちろんスポーツをしても温泉に入ってもいい。

「日常生活における制約は特にありません。その自然さは、もはや反則。薄毛で悩むより、増毛をして、なりたい自分になってほしいですね」

 だが、増毛の世界に一度足を踏み入れると、引き返せないのではないかと心配する声も多い。

「一生使い続けなくてはいけないのか、と皆さん心配されますが、使い始めると気にならなくなるのです。それは、服やめがねと同じで体の一部になるからです」

※女性セブン2019年11月21日号

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