CM出演も多数(時事通信フォト)
宇野氏と梶原の騒動をきっかけに脳科学者の茂木健一郎氏が、“イジリ”に対する考え方についてTwitterでアンケートを募ったところ、7885票のうち「好きである」が17%、「嫌いである」が55%、「どちらでもない」が28%という結果になった。もちろん、Twitterで一個人が募ったアンケートにどれだけ信頼性があるか考える余地はある。しかし、「バラエティ番組のイジリが苦手な視聴者も多い」とは充分言えるのではないか?
先述の『Wの悲喜劇~日本一過激なオンナのニュース』にも携わった経験のあるAbema TV元関係者は、このように語る。
「『Wの悲喜劇』は、『ブスという呪い』以外にも、就活セクハラや身体障害者の恋愛などセンシティブなテーマを扱うことが多い番組です。SHELLYさんはどんなテーマのときも、しっかり当事者の話を聞いた上で、自分なりのコメントを言えるし、相手からより深い言葉を引き出すこともできます。その場をワッと盛り上げる力というより、傾聴力の高いタレントという印象ですね」
イジリが人を選ぶものになっている以上、より多くの視聴者に愛されるために“脱・イジリ”を意識した番組は今後増えていくかもしれない。となると、イジリへの違和感をはっきり表明したSHELLYの需要もさらに高まっていきそうだ。
●取材・文/原田美紗(HEW)