◆「練り込み」技法を広めていきたいです

草なぎ桃江さんは練り込み技法を用いる

 草なぎ(「なぎ」は弓へんに剪)桃江さん(32)は秋田県秋田市で活動する陶芸家。秋田県生まれの彼女は、2010年に東北芸術工科大学工芸コース陶芸専攻を卒業し、故・室伏英治氏に師事し、練り込み陶芸を学ぶ。

「昔から図画工作が好きで、芸大で陶芸を学びました。ろくろ成形や絵付けなど陶芸技術を一通り習得しましたが、実は私、ろくろを回すのが苦手で(笑い)。悩んでいた時に出会ったのが、ろくろをあまり使わない「練り込み」でした。

 練り込みは古くから用いられている装飾技法で、顔料を使って土に色を付け、異なる色の土を練り合わせたり、組み合わせたりすることで様々な模様を作り出します。出来上がりを想像しながら土を練る作業は、パズルを解いているようでとても楽しいです。

 いまは地元の秋田を拠点に活動し、展示会やイベントに出展するほか、陶芸教室も開いています。残念なことに、練り込みの技法自体があまり知られていません。簡単な作品なら誰でも作れるので、今後はもっと広めていきたいです」

作品はカラフルなものが多い

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