【回答と解説】

(問1の回答)

× 1.「ああ、きっと自分が間違えて伝えたんだ。今度からは気をつけよう」
○ 2.「おいおい、ちゃんとメール読めよ。いちおう下手に出てやるけどさ」
△ 3.「こっちが間違ったことにしておいてやるけど、ひとつ貸しだからな」

(問1の解説)

 もちろん部下は、爪の先ほども「自分が間違えたかも」とは思っていません。控え目な出方をしているのは、間違いを指摘してもあなたに面倒臭い反応をされるだけだから。ストレートに「15時ですよ」と言ってもらえないのは、自分に人望がないか部下が高い大人力の持ち主かのどちらかです。ここは2の意味を読み取るのが妥当でしょう。3の気持ちもあるかもしれませんが、そもそも配慮を察する能力はないと思われている可能性が大です。

(問2の回答)

× 1.政府が困難だと言っているんだから困難なんだ。従えないやつは非国民だ
× 2.定義すると不都合なことが起きるので、涙をのんで恥ずかしい決定をした
○ 3.何の臆面もなく政府が政府に都合のいい決定をして何が悪いと思っている

(問2の解説)

 最近のニュースを元にしてみました。一連の「桜を見る会」の騒動で、安倍首相の招待客の中に「反社会的勢力」の人がいたかどうかが話題になっています。一見、2という気もしますが、たぶん涙をのんでもいないし恥ずかしいとも思っていません。ここは3だと受け止めるのが、大人としての客観的な読解力です。笑いごとではないのが、昨今は何の迷いもなく1だと思う人が実際にいそうなこと。気の毒であり、じつに迷惑なことです。

【判定】

・両方とも○だった人
おめでとうございます。あなたは大人として十分な読解力を身につけています。読み取った上でさてどうするかは、引き続きあれこれ考えながら模索し続けていきましょう。

・○と△、もしくは○と×だった人
もうひとがんばりです。もしかしたら生来のやさしさや人のよさが、あなたの読解力を鈍らせているのかも。悪意や邪悪さの存在を認識することも、読解力向上には必要です。

・△と×、もしくは両方とも×だった人
かなりマズイ状況です。読解力のなさを自覚し、人の文章や言葉に対してもう少し謙虚に真摯に向き合いましょう。いや、こう言われて素直にうなづく人は少なそうですけど。

関連記事

トピックス

フリー転身を発表した遠野なぎこ(本人instagramより)
「救急車と消防車、警官が来ていた…」遠野なぎこ、SNSが更新ストップでファンが心配「ポストが郵便物でパンパンに」自宅マンションで起きていた“異変”
NEWSポストセブン
盟友である鈴木容疑者(左・時事通信)への想いを語ったマツコ
《オンカジ賭博で逮捕のフジ・鈴木容疑者》「善貴は本当の大バカ者よ」マツコ・デラックスが語った“盟友への想い”「借金返済できたと思ってた…」
NEWSポストセブン
米田
《チューハイ2本を万引きで逮捕された球界“レジェンド”が独占告白》「スリルがあったね」「棚に返せなかった…」米田哲也氏が明かした当日の心境
週刊ポスト
詐称疑惑の渦中にある静岡県伊東市の田久保眞紀市長(左/Xより)
「『逃げも隠れもしない』と話しています」地元・伊東市で動揺広がる“学歴詐称疑惑” 田久保真紀市長は支援者に“謝罪行脚”か《問い合わせ200件超で市役所パンク》
NEWSポストセブン
佐々木希と渡部建
《六本木ヒルズ・多目的トイレ5年後の現在》佐々木希が覚悟の不倫振り返り…“復活”目前の渡部建が世間を震撼させた“現場”の動線
NEWSポストセブン
モサドの次なる標的とは(右はモサド長官のダビデ・バルネア氏、左はネタニヤフ首相/共同通信社)
イスラエルの対イラン「ライジング・ライオン作戦」を成功させた“世界最強諜報機関”モサドのベールに包まれた業務 イラン防諜部隊のトップ以下20人を二重スパイにした実績も
週刊ポスト
東川千愛礼(ちあら・19)さんの知人らからあがる悲しみの声。安藤陸人容疑者(20)の動機はまだわからないままだ
「『20歳になったらまた会おうね』って約束したのに…」“活発で愛される女性”だった東川千愛礼さんの“変わらぬ人物像”と安藤陸人容疑者の「異変」《豊田市19歳女性殺害》
NEWSポストセブン
児童盗撮で逮捕された森山勇二容疑者(左)と小瀬村史也容疑者(右)
《児童盗撮で逮捕された教師グループ》虚飾の仮面に隠された素顔「両親は教師の真面目な一家」「主犯格は大地主の名家に婿養子」
女性セブン
組織が割れかねない“内紛”の火種(八角理事長)
《白鵬が去って「一強体制」と思いきや…》八角理事長にまさかの落選危機 定年延長案に相撲協会内で反発広がり、理事長選で“クーデター”も
週刊ポスト
たつき諒著『私が見た未来 完全版』と角氏
《7月5日大災害説に気象庁もデマ認定》太陽フレア最大化、ポピ族の隕石予言まで…オカルト研究家が強調する“その日”の冷静な過ごし方「ぜひ、予言が外れる選択肢を残してほしい」
NEWSポストセブン
大阪・関西万博で、あられもない姿をする女性インフルエンサーが現れた(Xより)
《万博会場で赤い下着で迷惑行為か》「セクシーポーズのカンガルー、発見っ」女性インフルエンサーの行為が世界中に発信 協会は「投稿を認識していない」
NEWSポストセブン
詐称疑惑の渦中にある静岡県伊東市の田久保眞紀市長(HP/Xより)
《東洋大学に“そんなことある?”を問い合わせた結果》学歴詐称疑惑の田久保眞紀・伊東市長「除籍であることが判明」会見にツッコミ続出〈除籍されたのかわからないの?〉
NEWSポストセブン